4日(土)、今年最初の本番、浦安オケの室内楽コンサートが終了した。
●浦安シティオーケストラ ニューイヤー室内楽コンサート2020
日 時 2020年1月4日(土) 14:00開場 14:30開演
会 場 J:COM浦安音楽ホール コンサートホール
曲 目 ヴェルディ トランペット6本によるアイーダ凱旋行進曲
※モーツァルト ケーゲルシュタット・トリオ 第1楽章、第3楽章
テュイレ 木管六重奏曲 (ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、
ファゴット、ホルン)
カステレード 笛吹きの休日 (フルート三重奏)
高橋宏樹 月明かりの照らす3つの風景 (フルート三重奏)
※J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 (指揮 高沢長利)
(※印は、私が参加した曲)
この他、チェロ四重奏が予定されていたが、直前にメンバーの内2人がインフルエンザに罹患し、大変残念ながら出演取りやめとなった。
7つの団体は、事前に決められたタイムテーブルに従って、本番のステージで順次リハーサル。
我々のモーツァルトは、それと別に10:00から音楽ホールのスタジオCを使えたので、そこで練習した。
ピアノのNさんと私とで、個人練習をした後、2人で合わせた。11時過ぎ、別の曲のステージリハーサルが終わったクラリネットのNさんが合流し、3人で通し演奏。返し練習をする時間がなく、ピアノのNさんと私は、バッハのステリハのため、ホールへ急いだ(Nさんは、バッハではヴィオラで参加)。
11:40からバッハのリハーサル。終了してすぐ、12:00からはモーツァルトのリハーサル。なかなか忙しい。ステージで使うピアノは、ヤマハのフルコンサートグランド。Nさんの弾く音が、スタジオで聴くよりさらに輝かしい。
その後、浦安市の行政情報・コミュニティ番組「こちら浦安情報局」のインタビューを受けた。この演奏会には、番組のカメラが入って収録を行っており、その一環で、各演奏団体の代表者のインタビューが行われたものだ。「ケーゲルシュタット」の選曲理由、聴きどころなどを聞かれた。
ここでやっと空き時間ができたので、下の階の飲食店に行って、1人で昼食。
その後、音出し室に指定された部屋で、最後の練習をした。やるだけのことはやった、という気持ちだった。
今回の演奏会は、通常の定期演奏会ほどの事前広報は行わなかったが、開場前から行列ができて、開場を早めた。
開演後、あっという間に出番。
1楽章は、比較的落ち着いて弾くことができたが、3楽章は、やはり難しかったな。
「練習は本番のように、本番は練習のように」と、よく言われるが、本番で練習のように弾くことの難しさを痛感した。
1パートを1人で弾く室内楽。管楽器、打楽器と違って、弦の場合、日頃オケで弾いている時には、そういう場面がない。15分ほどの時間、自分の楽譜を1人で弾いたことは、それだけで貴重な経験だった。
こういう機会を自ら求めて良かったと思った。「ケーゲルシュタット」をやりませんか、と提案した時に、二つ返事で受けて下さり、3回の事前練習から本番まで一緒に演奏して下さった、2人のメンバーには感謝しかない。
我々のモーツァルトが終わったところで、休憩。
後半の最後が、もう1曲の参加曲、バッハ。ヴァイオリンソロのOさんの提案で、中央前列にオーボエ3人、後列に、コルノ・ダ・カッチャ2人を配置し、その左右を弦で囲む形。ヴィオラはヴァイオリンと一緒の下手側だった。チェロ以外は立奏。これもOさんの意向だった。
この曲のみ、指揮者がついた。指揮者がいて、同じ楽譜を3人で弾くのは、日頃のオーケストラと同じ形なので、ほんとに安心。弾きながら、今回、室内楽に取り組んだことが、こうしたオケ型の演奏にもプラスになるものがあると感じた。
何より、この新しいホールのステージで演奏できたことが、嬉しかった。
終演後、ホワイエで、来聴してくれた知人、友人に挨拶。
そして打ち上げへ。
来場客は、演奏側の予想を遙かに上回る、120~130人くらいだったそうだ。各団体がそれぞれに準備をして臨んだ、今回の演奏会、お客さまの評価はどうだったのだろうか(今回は、アンケート用紙は用意しなかった)。
このような演奏会の話がまたあれば、是非参加したいと思う。
※本番往復に聴いた音楽
ベートーヴェン 第九