千葉市役所の近く、国道357号線ぞいにある、千葉銀行本店。同じ敷地内に、新しい本店ビルが建築工事中である。
現在の千葉銀行本店のビルには、高校生の頃の思い出がある。
当時(1971年頃)、私は、ある会合に出席するため、木更津から千葉の登戸(のぶと)のあたりまで、定期的に来ていた。
木更津から内房線で千葉に着くと、京成で新千葉まで乗る。
新千葉駅。
駅を出て、登戸小学校(下の写真左手)の先を左に折れる。
登渡(とわたり)神社に向かう坂道を下りて行くのだが、その時に、正面に見えるのが、千葉銀行本店だった。田舎者の高校生は、立派なビルだなあ、と感嘆しながら、会合の場所に向かうのだった。
(当時、木更津には大きなビルはなかった。おぼろげな記憶だが、富士見通りの十字屋(デパート)のビルが、一番高かっただろうか。5階建てか6階建てだったと思う。田舎者の高校生には、この千葉銀行のビルは、大変なインパクトだった)
この写真、正面にマンションのようなものが建っているが、当時はこれがなく、そこに千葉銀行本店が見えたのだ。
(実は、今日、当時見た眺めを写真に収めておこうと、ここに行ったのだが、今はもう見えなくなってしまっていることを、初めて知った)
登渡神社。
国道357号線をまたぐ歩道橋から見た、千葉銀行本店。
その右手、国道から見ると現本店の裏手にあたるところに、新しいビルが建築中である。
現本店の左が、千葉市役所。
この本店には、妻の父母が勤めていた。高校の時には、単に立派なビルとの印象を持っただけだが、今は、それよりもずっと大切な意味がある。
18年前、妻の父が亡くなった時は、物言わなくなった父を乗せた車で、この本店の前を通り、少しの間、停車した。
これは、千葉都市モノレールの車窓から見たところ。
上の写真とは逆の、南側からの撮影となる。
新しいビルが、今の本店よりもずっと大きいことがよくわかる。
右手、白い建物が千葉市役所。
いずれ、新しいビルが竣工し、新本店として開業すれば、現在の本店ビルは、解体されてしまうのだろうか。
そうであれば、その前に一度、妻の母を連れて来たい。
(付 記)
在宅勤務の状況下、通勤がなくなった分、歩かなくなったため、運動不足の抑制のために、日中、ウォーキングをするようにしている。これは不要不急の外出ではないと考えており、極力、人に近づかないように歩いている。
この記事の場所には、その過程で行った。