naokichiオムニバス

66歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

千葉県少年少女オーケストラ 第25回定期演奏会

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28日(日)、千葉県少年少女オーケストラの定期演奏会を聴きに行った。

 

このオケを聴くのは3回目。2019年3月の東京公演、2019年8月の「アキラさんの大発見コンサート」(千葉)以来。

 

2020年3月に予定されていた定期演奏会新型コロナウイルスの影響で中止となり、行けなかった。

 

2年ぶりの定期演奏会とのことである。音楽監督の佐治薫子先生も、メンバーの少年少女の皆さんも、運営に携わる方々も、この間それぞれにたくさんの辛い思いやご苦労があったことと推察する。こうしてまた演奏会が開ける日が来たことに、祝意を表したい気持ちになった。

 

●千葉県少年少女オーケストラ 第25回定期演奏会

日 時 2021年3月28日(日) 13:00開場 14:00開演
会 場 千葉県文化会館大ホール
指 揮 下野 竜也
ピアノ 清水 和音
管弦楽 千葉県少年少女オーケストラ
曲 目 ベートーヴェン 「エグモント」序曲
    ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
    ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」
    [アンコール] エルガー 行進曲「威風堂々」第1番ニ長調

 

千葉都市モノレールの県庁前駅から文化会館へ。

 

途中にこんな看板が。千葉交響楽団と並んで書かれている。すごいね。
(このオケの代表は森田健作千葉県知事である。近々熊谷俊人氏に交代することになるだろう)

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久しぶりの文化会館。

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階段を上がって行くと千葉城が見えてくる。桜も満開だ。

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プログラム冊子から。

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16ページにわたって、これまでの歩みが詳細に掲載されている。

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私の席は、1階16列10番。1席置きの間引き席となっている。

 

ステージを見ると、奏者間の間隔が取られるように椅子が置いてある。

開演前から管楽器とコントラバスの楽員が入場して音を出し始めた。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロは定刻の入場。客席から拍手が送られた。

全員マスクなし。弦楽器の譜面台はプルトに1台。

 

さて、誠にオーソドックスなベートーヴェンプログラム。

 

下野氏の指揮棒一閃、最初のFの音が響いた瞬間、やっぱりこのオケ、すごいなあ、と感じ入った。何と充実した響きだろう。

 

しばらくして出てくる内声の16音符の刻みがくっきり聞こえてくるのにも驚く。この曲は自分でも演奏経験があるが、なかなかこうは揃って弾けない。

 

その後、アレグロに入ってからは、弦が後ろのプルトまでめいっぱい音が鳴っていることにまた賛嘆。

 

合奏体としてのアンサンブル能力の高さはこれまでの演奏会でもわかっていたが、今回の演奏会で特に感じたのは、「響きを作る能力」の高さだ。

 

オケとしての日頃の研鑚、個々人の日頃の練習は相当なものだろうとうかがえる。

 

この「エグモント」序曲、前プロなどとはとても言えない。大曲に聞こえた。

 

次は、「皇帝」。清水和音氏のピアノを実演で聴くのは確か初めてだろうか。

余裕たっぷり、という感じのソロだった。バランスとしてはオケが少し大きいという感じを受ける場面があった。ファースト、セカンド、チェロともたぶん6プルトずつ。

 

しかし改めて、「皇帝」というのはいい曲だと思った。堂々たる1楽章。2楽章の瞑想。3楽章の転調の妙。

 

ふと思い出したが、この文化会館で、高校の頃、「皇帝」を聴いたことがあった。深沢亮子さんのピアノだった。オケはどこだっただろう。約半世紀前のことだ。

 

20分間の休憩の後、メインの「運命」。

 

3楽章はA-B-A形式。4楽章はリピートあり。これまで聴いた「運命」の実演で、トロンボーンの存在感をこんなに感じたことはなかった。

 

前半の2曲にも増して、実に見事な演奏だった。すばらしかった。

 

演奏後、下野氏がマイクを持って出てきてMC。佐治先生を呼び込んだ。

佐治先生、変わらずお元気そうだった。86歳とはとても思えない。

 

2人のMCの間、ステージには新たな楽員が入ってきて、打楽器なども運び込まれた。

 

佐治先生のお話によると、やはり昨年からのコロナ禍で、大変だったとのこと。それ以前の演奏会より舞台上の人数が少ないように感じたが、出られないメンバーが100人くらいいるのだそうだ。

また、この演奏会に向けては、清水氏、下野氏が、本番直前の3日ほどでオケを変えてくれたとのこと。(自分の指導ではなかなか動かなかったオーケストラの子供たちを、両氏が)「おっぺして下さいました」と、千葉方言が出た。
(「おっぺす」というのは、「押す」という意味です)

 

下野氏からは、難しい状況の中、子供たちが、佐治先生や運営スタッフ、そして保護者の皆さんの支えによって、こうして演奏会ができたことを、自分たちが親の年代になった時に思い出してほしい、というお話があった。

 

「さあ、アンコールやろうよ」との下野氏の一声で、増員されたオケによる「威風堂々」。速めのテンポがとても心地よかった。

 

同じアマチュアオーケストラではあっても、このオケと日頃自分が弾いている団体とは、住む世界が違うのかな、という気がした。がんばらねば、とも。

 

次は8月に、「アキラさんの大発見コンサート」(宮川彬良指揮)、そして来年3月には定期演奏会(井上道義指揮)が予定されている。都合が合えばまた聴きに行きたい。

 

尚、今回の演奏会は、千葉テレビで放映されるとのことだ。

   4月4日(日) 19:00~19:55
     11日(日) 17:00~17:55