naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

浦安シティオーケストラ第57回定期演奏会本番終了

5日(日)、所属オケの定期演奏会の本番が終了した。

 

 

10:00から、本番ステージでの最終リハーサル。

 

 

最初はドヴォルザーク「新世界」から。昨日のGPで練習しなかった4楽章からスタート。しかしこの楽章はこの最終リハーサルでも全部は練習しなかった。
以後、3楽章、2楽章、1楽章とさかのぼって、要所のみ練習。結局、4楽章だけは全部弾かないままの本番となった。

 

休憩の後、ブラームス「悲劇的序曲」。

 

ここまでの練習で、指揮者、そしてコンミスからいくつかの指摘を受けた。まだ不充分な点があると思うと、本番がだんだんこわくなってきてしまった。本番直前にあまり考えすぎてもいけないが、重く感じた。

 

再度の休憩の後、ブラームスのドッペル・コンチェルト。
こちらは全曲を通して、その後、わずかなポイントのみ確認した。

それにしても、無事、このコンチェルトの本番にこぎつけたのだ、との感慨がある。もともと今回のプログラムは、2020年12月に予定していたが、新型コロナウイルスのために1年半延期となった。
仕切り直しの今季も、途中で浦安市の公共施設利用制限が出たため、予定通りの練習ができなかった時期がある(2月から4月半ばまでの2ヶ月半、合奏ができず分奏でつないだ)。その頃は、はたして再度の延期とならずに本番が迎えられるだろうか、と心配していた。合奏練習が再開されてからも、いつ状況が悪化するかわからない、との思いは消えなかった。
私個人は、ここまでくればもう、と思えたのは、ここ半月くらいのことだ。
それだけに、他の曲についてももちろんだが、特にこのコンチェルトができることへの楽しみな気持ち、嬉しさはひとしおのものがあった。

 

リハーサルは正午過ぎ終了。開場は13:00だ。

それまでの時間、リハーサルでの指摘事項と、自分でもまだ不満足なところを30分ほどさらった。

 

 

開場し、舞台裏にいると、受付スタッフが駆け込んできて、Hさんという方が来られているが、置きチケットがない、と言いに来た。

あっ!!!

そうだった。

3日前に、大学オケ時代のヴィオラの友人のHさんから、来聴の連絡があり、日数的にチケットを郵送する余裕がないので、置きチケットを用意することにしていたのだった。
封筒に入れて準備はしていたのだが、リハーサル後、さらったりしていて受付に置きに行くのをすっかり忘れていた。

申し訳ないことをした。手元にあった封筒をスタッフに渡して対応してもらった。本来、直接渡しに行くべきところだが、団の感染対策として、来聴者とホワイエや楽屋での面会はお断りしているため控え、メールを入れた。返信が来て安堵。

 

●浦安シティオーケストラ第57回定期演奏会
日 時 2022年6月5日(日) 13:00開場 14:00開演
指 揮 西口彰浩
ヴァイオリン 横山俊朗
チェロ 桑田 歩
管弦楽 浦安シティオーケストラ
曲 目 ブラームス 悲劇的序曲
    ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調
    ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界から」

 

プログラム冊子から。

 

コロナ禍後、一般にチケットを販売しての演奏会は初めてだ(前回までは団員からの招待客限定などの対応にしていた)。久しぶりの演奏会、はたしてどの程度のお客さまが来られるものか、客席をうかがうと結構入っていて、何だかじーんとくる。

 

開演。

 

ステージに入って座るが、某管楽器パートの団員が1人揃わず、コンミスが入場できない。団長からは「1ベルの後、すぐ入場」との話があったのだが、忘れていたのか聞いたいなかったのか。
結構長く感じた。

 

本番になって、あれこれやらかしてしまうのはいつものことだが、今回についてはやはり客席への意識が過剰だった。長年の経験で、お客さまをあまり意識せずに演奏に専念できるようにはなってきたつもりだったのだが。

コンチェルトの2楽章で拍を数え間違ったり、昼休みにさらった箇所も、うまくできたりだめだったり。

でもまあ、特に4年ぶりに座ったトップでの前半2曲は、自分なりにはがんばれたか、と思う。
お客さまの拍手が嬉しかった。

 

尚、ドッペル・コンチェルトでは、プルトを減らすことをしなかった。ソリストの横山先生からは、練習開始当初から、この曲はもともとシンフォニーとして構想されていたこともあり、オケが厚く書かれているので、音量には注意、と言われていた。ただ、指揮者、ソリストとも人数を減らす判断はされなかった。全3曲を14型で演奏した。

 

また今回、アンコール曲は準備しなかった。制約のあった練習過程でもあり、やむを得ないところだったと思う。

 

終演後の打ち上げは今回もなし。ヴィオラパートだけの非公式な打ち上げもまだ躊躇があり、見送った。

 

事後に報告された入場者数は、650人とのことだった。収容人数のほぼ半分だ。もう100人か150人くらいはお呼びしたいものだ。

ともかく、これを機に、演奏会の開催自体を危ぶむことなく、正常な活動に戻っていけると良いのだが。

 

次回は11月。米津俊広先生の指揮で、メンデルスゾーンの序曲「ルイ・ブラス」、ライネッケのフルート・コンチェルト(山﨑琴音さん)、ブルックナーの3番という、いささか地味なプログラムである。
前半2曲でトップに座ることになった。
7月から練習に参加する。

 

※本番往復に聴いた音楽
    ヒンデミット 画家マティス
       ケーゲル=ドレスデン・フィル
    フォーレ ペレアスとメリザンド、ドリー、マスクとベルガマスク
       ボド=パリ管
    ドビュッシー=ビュッセル 小組曲
       パイヤール=パイヤール室内管
    さだまさし 孤悲
    さだまさし With小田和正 たとえば
    さだまさし 心かさねて~長崎の空から~