13日(木)は、亡くなられた桑田歩先生の告別式に参列した。
場所は桐ヶ谷斎場。
家を出て斎場に向かう道々、先生が2週間後の27日(木)に新日本フィルを指揮されるはずだったブルックナーの8番を聴いて行った。
亡くなられる半月前、新日本フィルのWebサイトにこの曲についての思いを語る桑田先生のインタビューが載っていた。
私もチケットは買い求めていた。先生のブルックナー、どんな演奏になっていただろう。
式場には、そのブルックナーのスコアや指揮棒などが飾られていた。
ブルックナーの隣にあるのは、ブラームスの2番のピアノ・コンチェルトのスコア。
桑田先生が1月に新日本フィルで演奏された曲だ。
(聴きに行く予定だったのだが事情があってかなわなかった。誠に悔やまれる)
献花して、喪主に「浦安シティオーケストラの者です。20年来のご指導、ありがとうございました」とご挨拶した。
その後、棺に花を入れながら物言わぬ桑田先生と最後の対面。
ほんの10ヶ月前、浦安オケでブラームスのドッペル・コンチェルトを弾いて下さったのに、と信じられない思いが迫る。
(私は参加しなかったが、2月には浦安オケの練習に来られたという)
喪主のご挨拶では、桑田先生が、27日のブルックナーを振るまでは、とおっしゃっていたことが語られた。それがかなわなかったのは無念だっただろう、とも。
出棺をお見送りし、会場を後にした。
桑田先生、長い間のご指導、ありがとうございました。
安らかにお眠り下さい。
※過去の関連記事
桑田歩先生の訃報
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/04/06/115044
桑田先生について新日本フィルハーモニー交響楽団からの発表
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2023/04/06/223016
※昨年の浦安オケのコンチェルトについて桑田先生のインタビューなど
定期演奏会Twitter備忘
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/06/12/072417
※桑田先生のTwitterから(1月の新日本フィルのブラームスのコンチェルトのリハーサル映像。よくぞ音を残して下さった)
超名曲、ブラームスの最高傑作の一つなのでめちゃくちゃ緊張します…が超気持ちいい❣️
— 桑田 歩 Ayumu Kuwata Cellist (@kuwatime) 2023年1月13日
明日も14時からトリフォニーホールです。
すみだクラシックへの扉 https://t.co/QSFb2iSZwA pic.twitter.com/WsN9FvLkw7