naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

行動範囲、買物の便など

平日は毎日千葉から東京へ通勤する、という生活でなくなったことから、当然に生活上の行動範囲が狭まった。

 

これまでは、自分の居場所としては、当然に東京がメイン。自宅まわりは土日に歩く場所だったわけだが、一変しましたね。

昨日のように演奏会を聴くとか用事がない限り、東京なんて行くことがなくなった。

一方、土日にしか行かなかった近所のコンビニには、毎日スポニチその他を買いに行くようになった。

 

仕事以外の、生活上の買物その他も、長年、ベースになってきたのは、会社がある東京だったが、これが大きく変わった。

 

一番大きいのは本屋。

昼休み、あるいは会社帰りに本屋に立ち寄る、というパターンは長年堅固なものがあった。

N社(京橋)であれば、丸善八重洲ブックセンター八重洲地下街東京駅一番街の書店・・・(多くはもうなくなってしまったが)。

A社(西新宿)であれば、新宿駅西口のブックファースト、B社(三軒茶屋)であれば、渋谷駅近くの啓文堂書店

自宅周辺には、住み始めた38年前から歩いて行けるところには本屋がない。

近いところにあるそれなりの規模の本屋というと、千葉駅ペリエくまざわ書店か、そごうにある三省堂書店ヨドバシカメラの上のフロアにある三省堂書店だ。

(オケで通っている新浦安にも2つある)

とにかくバスなり電車なりを使わないと行けない。

つまり、本屋というのは、端的に言えば「そこに行くためにお金を使う」場所になってしまったのだ。これは本当に大きな変化だ。

雑誌や新刊書籍の情報を得た時に、そうか、帰りに寄って行こう、と気軽に行けた場所だったのが、わざわざそのために出かけて行く、ということなのだから。

 

それから文具店。

本屋ほど頻繁な用事はないものの、私用の文具、例えばラインマーカーのカートリッジだとか、私の場合だとメモ用の野帳(LEVEL BOOK)だとか、ちょくちょく買うことがある。

N社時代だと、中央通りのモリイチや、丸善によく行っていたものだ。西新宿のブックファーストも文具は扱っていた。本を買いに行くついでに文具も買うことができた。

今、自宅まわりには文具店がない。行くなら、千葉駅ペリエのハンズ、そごうのLOFTあたりだろうか。

今のところは、他の用事で東京に出かけた時に丸善に寄ったりしている。

 

レコード店

これも何年か前までは会社帰りによく行っていた。

古くは秋葉原石丸電気。そして、銀座の山野楽器。新宿、渋谷のタワーレコード。毎日のように行っていた時期もある。

ただ、ここ最近はまったく行かなくなった。

この業界自体の変化が大きい。そもそもパッケージ商品としてのCDが売れなくなり、少なくともクラシックに関しては、タワーレコードですら売場をどんどん縮小してきている。山野楽器本店など、全ジャンルを1フロアにまとめてしまい、目を覆う状況だ。

一方、私自身は、数年前からほしい音源は、タワーレコードかHMVのネット販売で入手するようになった。ネットなら、あるものは何でも手に入る。一方、店頭に行っても品揃えが乏しくなってくれば、買物の妙味もない。

まあ、これは鶏と卵の話だが。

ということで、レコード店へ行く行為に関して、通勤がなくなったことの影響はまったくないと言っていい。

 

銀行。

そう頻繁ではないものの、入金や払出、何かの振込など、銀行に行く必要は出てくる。

私の場合、三井住友銀行と三菱UFJ銀行が主な取引行だ。

銀行の場合、店舗がどんどん減っている点、通勤がどうこうというこちら側の事情と別に、そもそも不便が増していた。

その昔、例えば八重洲通りと中央通りが交わる交差点に立って通りの左右を見渡せば、三井銀行の看板が2つ3つ見えたりしていたものだが、今は様変わりしてしまった。

(N社に入社した当初、経理部で銀行まわりをしていたのだが、当時行っていた店舗のほとんどがなくなってしまい、大変さみしい思いをしている。とりわけ、今もってN社のメインバンク店舗である三井住友銀行京橋支店が、近々銀座支店に統合されてしまうことが最近わかり、これはショックだった)

ちょっとした銀行の用事も、ふらっと立ち寄る形では既に難しくなっていた。

自宅まわりには私が使っている銀行の店舗はない。

ただ幸い、千葉駅前には、三井住友銀行も三菱UFJ銀行もある。本屋同様、そこに行くために金がかかるにせよ、何かのついでと併せて対処することになるだろう。

 

郵便局。

これも銀行同様、時々用事ができる。

郵便局については、幸いにも住んでいるマンション構内にあるので、通勤がなくなったことでの不便はまったくない。

 

床屋。

床屋は、歩いて行ける範囲で言うと、かつて通っていた「P」が廃業してしまったものの、まだ3つある。

しかし、N社勤務時代から使っている日本橋の「O」が気に入っている。4年前にA社とB社の仕事をするようになって、勤務地が変わってからも、ここに行っていた。

床屋のためだけに東京まで行くことはたぶんないだろうが、別の用事もあって上京する時に、散髪のタイミングと重なれば、これからもできるだけ「O」に行こうと思っている。

実際、昨17日(木)は、浜離宮朝日ホールに演奏会を聴きに行ったついでに日本橋にまわった。

 

こうしてみると、一番大きいのは本屋だな。

上に挙げた千葉駅近辺の書店は、あくまで「それなりの規模」止まりだ。近年頻繁に行っていた中では、西新宿のブックファーストが満足できる規模だったが、そういう書店が今の生活圏に見当たらないのは残念だ。

出張に行った先で知り、こんな大きい書店に日常行けたら、とうらやましく思ったのは、大阪難波ジュンク堂、広島の同じくジュンク堂、それから大阪梅田の紀伊國屋だ。出張もないし、もう行く機会もないだろうなあ。

 

<追 記> 銀行店舗の統合、減少の件

この写真は、千葉駅前、塚本ビルの中にある三菱UFJ銀行の入口である。

この店舗、かつては確か千葉支店だったと思うが、今は、千葉中央支店でもあり、新稲毛支店でもあり、木更津支店でもあり、成田空港支店でもあり、成田空港第2ビル出張所でもある。

木更津駅東口にあった木更津支店が、少し前に有人店舗としては閉まってしまったが、ここに統合されたということのようだ。

(近くにある三井住友銀行の場合は、現時点では、千葉支店、四街道支店の表示になっている)