1日(日)、長野でイリーナ・メジューエワの演奏会を聴いた。
長野に向かうにあたり、チケットを持つべくテーブルの脇のチケットホルダーに手を伸ばした。
日頃、買い求めた演奏会のチケットは、妻と行くもの、1人で行くもの、2つのチケットホルダーに分けて、それぞれ日付順(一番近いものを上)に収納している。
(最近はたいていコンビニ発券なので、そのコンビニで入れてくれたチケット封筒の表に日付を記入)
この時も、2人で行くチケットホルダーを手に取り、一番上にあるはずの「10/1」と書いてあるチケットを出そうとしたら・・・。
あれっ?
「9/16」って書いたチケットがあるよ。
今日って9月30日だよね。「9/16」はもう過ぎてるよね???
開けてみたら、出てきたのがこれ。
「炎のコバケン 渾身のベト7!」。
木嶋さんのブルッフが聴きたくて、メインは浦安オケで練習中のベト7だし、是非行こうと思い、妻も行きたいというので2枚買ったんだった。
そのチケットが何故ここに? いや、買ったんだからここにあるのは当然として、半月も経って気づいたとは。
45年余り会社員として生活してきたのに誠に情けない話だが、スケジュール管理上のミスであった。
スケジュール管理には、紙の手帳とexcelで作った年間のスケジュール表の2つを使っている。
新たなスケジュールが入れば、原則として手帳に記入し、exceにも入力する。そして家の壁掛けカレンダーにも記入する。
半月前のチケットを見つけて、急ぎ手帳をめくってみたのだが、9月16日のところにそもそもそれが書かれていない。excelファイルも開いてみたが、こちらにも入力がない。
つまり、この演奏会に行くことを妻と相談し、実際ネットでチケットを購入したのに、その時点でスケジュール管理の中に入れる行為をそもそもしなかった、ということだ。
まことにお粗末、うかつであり、情けない話である。
さらに言えば、これは妻も同様で、使っている手帳、スマートフォンのカレンダーのどちらにも入れていなかった。
つまり、2人揃っての大ポカだったわけだ。
今年は、1月、5月、6月、7月に、体調面の事情で泣く泣くあきらめた演奏会が6つあったのだが、7つ目はこんな理由で・・・。
演奏会を聴きそこねたことよりも、このミス、新入社員がやってあきれられるようなミスの方がショックだったなあ。
ちなみにこの日、我々が何をやっていたかというと(笑)、姉ヶ崎の従兄の家に行き、自宅改築断捨離の一環でもらうことになったチェロを受け取り、さらに木更津に足を伸ばして、数日前の豪雨被害がなかったか確認していたのだった。
それなりに意味のあった1日ではあったが、その時に、遠く府中では2階6列23番24番が空席のまま、コバケン、木嶋さん、日本フィルが熱演を繰り広げていたわけだ。
あーもったいなかった。
(ちなみに、今月7日(土)には長野、8日(日)には群馬、9日(月)には新潟で、小林研一郎=木嶋真優=読売日本交響楽団の演奏会が行われるそうだ。「フィガロの結婚」序曲、メンデルスゾーンのコンチェルト、チャイコフスキーの5番)