naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

坂本冬美「ヒットカバー名曲集」

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新浦安から東京、銀座の今日の行程、あれこれレコードを聴きながら歩いた。

小田和正「そうかな」「個人主義」、平原綾香「From To」、そして、この坂本冬美「ヒットカバー名曲集」である。

今活躍している女性の演歌歌手の中では、私は断然坂本冬美が好きだ。
顔が好みだということもあるが、とりあえずそれは置く。

美空ひばり都はるみというこの世界の巨星に次ぐ世代の歌手としては、以前は石川さゆりが好きだった。
もちろん今でも好きだし、「津軽海峡冬景色」「天城越え」はカラオケで歌う場合のレパートリーでもある。

しかし、石川さゆりは、惜しいかなちょっと線が細い。
もちろんその上品さが彼女の歌の魅力だとも言える。あくまで私の好みとしてだ。

そこへ登場したのが坂本冬美だった。

彼女の何よりの美点は、声の美しさだ。
石川さゆりに足りないパンチ、パワーを持っていて、なおかつしっとりとした潤いがある。
パワーとしっとり加減のバランスがたまらない。
どんな歌を歌っても、最初の歌い出しで、聴き手の耳を傾けさせる強さと魅力が、彼女の声にはある。

歌が上手い女性演歌歌手は多いが、私の好みからすると、この点で、坂本冬美は卓絶している。

天童よしみ長山洋子も、そうした意味の魅力に劣るところはないと思うが、容姿も含めての個人的な好みからは、断然坂本冬美だ。

いわゆる全曲集は何枚か持っている。

最近、この「ヒットカバー全曲集」を、山野楽器本店の店頭で見つけて買った。

命くれない」「兄弟船」「雪椿」「北の宿から」「津軽海峡冬景色」「舟唄」など、演歌のスタンダードを16曲、カバーしている。
坂本冬美の、演歌ヴォーカリストとしての真髄が聴ける、私にとってはたまらない1枚だ。

実演にはまだふれたことがないのだが、近い内に行ってみたいと思っている。

とりあえずは、大晦日紅白歌合戦で、彼女の歌を楽しみたい。