naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

TBS「オールスター感謝祭」

4月1日の夜は、TBSでこの時期恒例の「オールスター感謝祭」を放映した。

この番組は、色々なテレビ番組の中でも、特に好きなので、楽しみに見ている。

現在は年2回、春と秋の番組改編期に各局で組まれる、特番の一環として放映されている。
今回で30回を数えるというが、実は、この番組、当初は週1回の1時間もののレギュラー番組だった(確か日曜の夜だった)のだ。

それが、今は年2回の長時間の特番としてすっかり定着した。

我が家にとっては、この番組は、大晦日紅白歌合戦みたいなもので、放送開始の18時半には、他のことはすべて終えて、テレビの前に座ってちゃんと見ないといけない、という位置づけである。

春のこの時期は、例の赤坂5丁目ミニマラソンで、石田純一谷川真理といった人たちが走るコースに、桜の木があって、それがいかにも季節感を感じさせる。
今回の放送では、その桜の木が見えなかった。あの地区の再開発事業の関係で伐採されてしまったのだろうか。

春の放送が終わる時は、次は10月だな、もう秋になっているんだな、と半年先の季節を思う。その10月の放送が終わる時は、次の放送の時にはもう暖かくなっているんだろうな、自分は人事異動があるかもしれないな、と思う。そんなことを毎年繰り返している。

番組の中身については、以前に比べて、スポーツ競技や芸のウエイトが高くなっているのが、個人的には残念で、もっと元来のクイズを多くしてほしいと思っている。
今回の企画では、相撲は明らかに失敗。笑わせることよりは、競技関係も、やるならできるだけガチンコであってほしいと思う。

それにしても今回思うのは、島田紳助の心境だ。まさに放映当日の今日届いた夕刊に、かつての相方、松本竜助の訃報が掲載されていた。
辛い気持ちだったろうが、彼なくしてありえないこの番組、いつも通りにふるまって終わったのは立派だったと思う。無念の部分もあっただろうが。
ただ、上記の相撲、明らかに失敗の新企画を進めながら、紳助の顔に、「何でこんな時にこんな企画やらんといかんねん」という表情が、一瞬よぎったように私には見えた。心底笑ってはいない顔だった。