私は、ウインナ・ワルツ系の音楽はとても好きだが、ポルカという曲種は、特に好きだ。
しかし、ポルカだけを集めたレコードというのは案外なく、ボスコフスキー指揮のものを、LP時代に買ってよく聴いていた。
今日聴いたのも、そのCD化されたものである。
しかし、ポルカだけを集めたレコードというのは案外なく、ボスコフスキー指揮のものを、LP時代に買ってよく聴いていた。
今日聴いたのも、そのCD化されたものである。
このアルバム、最後に、シュトラウスⅡ世の「常動曲」が入っている。
それを聴きながら思い出したのだが・・・。
それを聴きながら思い出したのだが・・・。
以前、ショパンのイ長調のプレリュードを、それと知る前に、太田胃散のCM音楽だとばかり思っていた、という話を書いた。
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/42354587
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それと同じ思い出が、この「常動曲」にもある。
高校から大学時代によく見ていたテレビ番組に、「オーケストラがやってきた」というのがあった。
山本直純氏が中心となった音楽番組で、日曜日の午後放送されていた。
バーンスタインの「ヤング・ピープルズ・コンサート」をベースに発案されたものだと言われる。
クラシックを聴き始めたばかりの私には、嬉しい番組であった。
山本直純氏が中心となった音楽番組で、日曜日の午後放送されていた。
バーンスタインの「ヤング・ピープルズ・コンサート」をベースに発案されたものだと言われる。
クラシックを聴き始めたばかりの私には、嬉しい番組であった。
この番組のテーマ曲は、「常動曲」をベースに組み立てられたもので、曲後半に出てくるホルンの旋律に、「オーケストラが~やってきた~」という詞があてがわれ、指揮をしている山本直純が、大きな声で会場のお客さんと一緒に歌っていた。
私は、この曲はてっきり、山本直純が作った、番組のオリジナルテーマ曲だとばかり思っていた。
本物の「常動曲」を初めて聴いたのは、いつのことだっただろうか。
たぶん、75年(昭和50年)の3月に、カール・ベームが、ウィーン・フィルと初来日した時だったと思う。
この来日公演のプログラムの一つに、前半がモーツァルトの「ジュピター」、後半がワルツとポルカ集というのがあって、アンコールに「常動曲」が演奏された。
この来日公演に2回行った私も、このプログラムの演奏会には行っていないが、テレビやラジオで放送されたので、そこで聴いたのだったと思う。
曲が冒頭に戻ったところで、ベームが客席の方を向き、日本語で「イツマデモ」と言った。
たぶん、75年(昭和50年)の3月に、カール・ベームが、ウィーン・フィルと初来日した時だったと思う。
この来日公演のプログラムの一つに、前半がモーツァルトの「ジュピター」、後半がワルツとポルカ集というのがあって、アンコールに「常動曲」が演奏された。
この来日公演に2回行った私も、このプログラムの演奏会には行っていないが、テレビやラジオで放送されたので、そこで聴いたのだったと思う。
曲が冒頭に戻ったところで、ベームが客席の方を向き、日本語で「イツマデモ」と言った。
何年も前から聴いていた、あの番組のテーマ曲が、実はワルツ王、シュトラウスⅡ世の作品だったとは!
まだ19歳の私は、とてもびっくりした。
まだ19歳の私は、とてもびっくりした。
そのことを、今日は会社帰りに思い出したのだった。