naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~午前の分奏欠席、午後の合奏は来春定期演奏会譜読み

7日(日)のオケ練は、午前が弦トレーナーY先生の高弦(ヴァイオリン、ヴィオラ)分奏だったのだが・・・。
前夜、長崎からの飛行機が羽田に着いたのが21時。
21:30の高速バスで帰ってきたので、さすがにくたびれて・・・。
すみません、欠席させていただきました。

でも、午後の合奏には出席。

日 時 : 07年10月7日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : ベト8、ブラ2、アイーダ、トラヴィアータ(乾杯の歌)、カヴァレリア(間奏曲)
弦人数 : 7・3・2・7・2

合奏開始前に、H団長から、今回の市民演奏会で演奏する曲を一つ追加するとの発表。
ヴェルディドン・カルロ」から、バリトンのアリアだそうだ。
このオペラはまったく聴いたことがない。説明によると、「オケは弦がざわめいているだけなので、そう負担ではないだろう」とのこと。ほんとかね。
後日楽譜が配られるそうだ。

さて、今日の合奏は、来年春の定期演奏会の譜読み。
まだ、12月の市民演奏会が終わっていないのに、気が早いことだが、これは指揮者の要請。

来春の演奏会は、
  ワーグナー リエンツィ序曲
  ベト8
  ブラ2
という、純ドイツプロなのだが、今回の市民演奏会に続いて指揮をお願いしているY先生によると、やっぱりベト8、ブラ2は大変なので、今のこの時期から先行練習にかかっておきたい、とのことで、今日の譜読みとなった。

11月にもう2回、同趣旨の合奏が予定されている。

ワーグナーはまだ楽譜が配られていないので、今日はシンフォニー2曲。

まずはベト8から。
次回、ベト8をとりあげるのにはわけがある。89年に設立された我々のオケは、第1回の演奏会で、ベートーヴェンの1番を演奏した。以後、順次、9曲を演奏することが、一つの目標だったと聞いている。
で、これまで唯一演奏しないできたのが、この8番なのだ。
設立20周年の節目に、是非9曲制覇を達成したい、ということから、中プロに選ばれた。
(私個人は、このオケでは、1番と4番は、入団前だったので弾いていない)

ベト8は、以前、毎年行われる美浜公民館の「公民館祭」の出しものとして、音楽室の入口を開放して公開練習を行った際に、譜読みをしたことがある。
もうずいぶん前のことなので、ほとんど初見同然の状態。

ベト8、ブラ2とも、基本的には途中で止まることなく、全楽章が通った。
初回の合奏で、それなりの音が出ている。うちのオケもうまくなったもんだなあ、と思う。

しかし・・・!
いや、やっぱりこのベト8は、大変だわ。

1楽章。内声は、16分音符のキザミだらけ。かつて演奏したシューマンの「ライン」を思い出す。市民演奏会のコンミスから、次回はセカンドのトップにまわる、Ykさんが、「疲れる~」。

2楽章。耳で聴く分には知り尽くしているつもりの音楽だが、パート譜を眺めると、何だかよくわからない。そりゃそうだ。日頃追っかけてるのはメロディーであって、ヴィオラが担当する相の手だとかは、あまり意識していないからな。それと、4分の2を4つ振りで勘定ながら弾くのだが、この楽譜は16分音符や32分音符がたくさん出てくるので、休符がはさまったりすると、譜割りがわからなくなってしまう。曲自体は知っているから、落ちっぱなしにはならなかったが。

3楽章。トリオのチェロがすごく大変そう。

4楽章。予想はしていたが、この3連符の嵐は・・・!
そもそもきちんと3連符で刻むことが至難の業だ。よっぽどゆっくりしたテンポでやってもらえば別だが、通常耳にするテンポだと、いくつ刻んでいるのか、自分でもわからない。しかも、3連符の3つの音の途中で音が変わったりするところもある(笑)。
いや、しかしこれは・・・。
Ykさんが、「できるの、これ?」と言う。同感だ。やはり、この楽章は、ベートーヴェンのすべてのシンフォニーの中で一番難しいんじゃなかろうか(あ、でも4番は一度も弾いたことがないので、それを別にしてだけど)。
うーん・・・。これは、浦安オケ、特に弦セクションにとっては、大きなチャレンジになる。ショス5もチャレンジだったが、それとは別の意味で。今から練習に着手して、来年6月の本番まで、今日の状態からどこまでレベルアップできるだろうか。
挑戦し甲斐のある山だとは思うが。

半分ため息をつきながらも、次はブラ2。

初回早々、トロンボーンもチューバも全員揃って、なかなか豪華な譜読みだ。

個人的には、この曲は、これまで一番回数を弾いている。
浦安オケとしてブラ2をとりあげるのは、2回目。
大学オケや、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)でも弾いている。
大学オケの時は、ブラ2を持っての演奏旅行があったので、ブラ2の本番というのは、たぶん今回で9回目になると思う。

大学オケの譜読みで、初見で全然弾けなかったのが懐かしいが、その後回数は重ねてきているので、まあ余裕はあった。

このメイン選びは、ブラ1とブラ2の争いになって、2番に決まった。
個人的には、回数弾いている2番より、1番の方がよかったんだけど・・・。
まあ、ヴィオラ弾きにとってこの上なくおいしいブラームスではある。
気持ち新たに取り組みたい。

久しぶりにドイツ系シンフォニーの合奏を終え、その後は、市民演奏会、イタリアオペラの世界に戻った。

アイーダ」凱旋の場。
弓の毛をとうとう1本切った。毛替えをしてから初めてだ。今後、まだブチブチ切れていくんだろうか・・・。
気をつけねば。

「トラヴィアータ」から「乾杯の歌」。

「カヴァレリア」の間奏曲。
しかしきれいな曲だな。ふと、3年前にやった「アルルの女」のアダージェットを思い出した。

来週は、合唱合わせだ。

※練習往復の音楽
   プレヴィン=ロイヤル・フィル ベト8
   レヴァインウィーン・フィル ブラ2
   マゼールクリーヴランド管 エロイカ
   マウエルスベルガー=ゲヴァントハウス管 バッハ マタイ受難曲