naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

バーンスタイン最高の名盤「マーチ名曲集」

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今日、移動の最中に、「スポーツ・マーチ集」を聴いた(画像右)。
これは、2年前にキング・レコードから出たもので、お気に入りの1枚である。

東京オリンピック・ファンファーレ」に始まり、「オリンピックマーチ」、「フジテレビ・スポーツ・テーマ」、「栄冠は君に輝く」、「札幌オリンピック・ファンファーレ」、「白銀の栄光」など、たまらない名曲が目白押しの内容。

マーチつながりということで、その後、バーンスタインニューヨーク・フィルの「マーチ名曲集」(画像左)を聴いた。

このレコードは、確か、私が大学の時に発売されたものと記憶するが、これまでのレコード観賞歴の中で、最も繰り返し聴いてきたものだ。

前にも書いたが、バーンスタインの数多い録音の中で、これが最高の名盤だと私は思っている。
それは確かに、定評あるマーラーもいいし、ベートーヴェンブラームスシューマンもいい。
しかし、それらすべてを大きく凌駕するのが、このマーチ集ではないだろうか。

私は、バーンスタインの夥しいレコードの中で、たった1枚と言われれば、迷うことなくこれを選ぶ。

このレコードは、初出の際は、スーザ「ワシントン・ポスト」を始めとする、アメリカのマーチを中心に、14曲が収録されていた。
この画像に掲げたCDは、その内2曲を割愛して、代わりに、エルガー「威風堂々」などのクラシックマーチ8曲が追加されている。

私が愛してやまないのは、その前半部分の12曲(かつての14曲)である。

まず、通常は吹奏楽で演奏されるマーチが、弦を含むオーケストラで演奏されているのが、大変珍しく貴重だ。
やはり弦が入ると味わいがひときわ違う。

そして、何と言っても、これらアメリカの有名なマーチに、アメリカの生んだ大スター、バーンスタインニューヨーク・フィルの演奏が、これ以上は考えられないほどドンピシャなのだ。

速めのテンポ、底抜けに明るいヤンキー気質。
「爽快」の一言に尽きる、名曲の名演揃いである。

12曲、どれもこたえられない名演奏だが、やはり、さらにその中でも、「星条旗よ永遠なれ」!
私は、LP時代、このアルバムの中で、この曲だけ拾い出して聴くことが多かった。
これまで一体何回この「星条旗」を聴いただろう。200回?300回?
中間部と結尾に出てくるピッコロのソリは、何度聴いてもすごい。

昨日買った、「レコード芸術」1月号を読んでいたら、連載記事「PAUSE」に出ていた好田タクト氏(知ってます?指揮者の物まねをする芸人さん)が、お気に入りのディスクとして、これを挙げていた。
我が意を得たりと思ったものだ。

それも、今日、聴いてみた理由の一つ。

まだお聴きでない方、今も入手可能なはずなので、だまされたと思って是非!