彼のプロデュース作品には、特に没頭したということはないまでも、そこそこ接してはきただけに、残念なニュースだ。
逮捕もさることながら、驚いたのは、スポーツ紙ならともかく、けさの一般紙がこぞって1面のトップ記事で扱ったことだ。
いくら有名ミュージシャンの逮捕でも、一般紙のトップ記事になるというのは、そうそうあることではないだろう。
例えば、小田(和正)さんやさだ(まさし)さんが、何かの犯罪を犯して(これ、彼らのファンである立場で、あくまでもののたとえで書いているだけです)、逮捕されたとしても、一般紙のトップ記事にはならないだろうな、と思う。
それは、一つには、ネームバリュー。90年代に、あれほどのヒットメーカーだったこと。
セールス面での実績は、さすがの小田さんやさださんと言えども勝負にならない。
長者番付の上位に名を連ねた人の犯罪であることが、ニュースバリューにつながっているはずだ。
セールス面での実績は、さすがの小田さんやさださんと言えども勝負にならない。
長者番付の上位に名を連ねた人の犯罪であることが、ニュースバリューにつながっているはずだ。
それ以上にもう一つ、犯した犯罪の内容だろう。
これが、「小室哲哉、覚醒剤で逮捕」だったら、トップ記事になったかどうか。
5億円という多額の金銭が動いた詐欺事件であること。
詐欺の目的物が、彼が作った作品の著作権であったこと。
ストーリーとしてのニュースバリューは大きい。
これが、「小室哲哉、覚醒剤で逮捕」だったら、トップ記事になったかどうか。
5億円という多額の金銭が動いた詐欺事件であること。
詐欺の目的物が、彼が作った作品の著作権であったこと。
ストーリーとしてのニュースバリューは大きい。
しかし、私程度の者でも、残念だと思うくらいだから、彼のファンにとっては、本当にショックなことだろう。
才能のある人は、その才能で人を喜ばせていればよいのだ。
せっかく才能があるのに、それを使って、こんな犯罪を犯すとは・・・。
せっかく才能があるのに、それを使って、こんな犯罪を犯すとは・・・。
その才能を賞賛してくれたファンを、こういう形で裏切るなんて、本当に許されないことだ。
アーティストとして、一番やってはいけないことだと思う。
アーティストとして、一番やってはいけないことだと思う。