今日24日(火)、会社の帰りに東京駅一番街の栄松堂書店に行った。
目的の本が見つからず、店を出ようとしたところで、読売新聞社の「大相撲」のポスターが目に止まった。
「大相撲」のポスターなんて珍しいな、と思ったら、「最終号」の文字が。
えっ?
この最新号をもって休刊するとのこと。
そうだったのか。
隔月刊化されてまだいくらも経たないが、こういうことになったとは・・・。
隔月刊化の前から定期購読していたが、内容に物足りなさを感じたので、払込済みの購読料が切れた時点で継続を見送り、以後は、ベースボール・マガジン社の「相撲」を買うようになった。
そのため、今回の「大相撲」の休刊は知らなかった。
当然、この最終号は買った。
相撲を熱心に観始めた中学1年の時、「相撲」を買うようになった。
次の号が出るまで、毎日毎日、繰り返し繰り返し読んだ。母が、「「座右の銘」という言葉はあるが、「座右の書」だね」とあきれたように言っていたものだ。
次の号が出るまで、毎日毎日、繰り返し繰り返し読んだ。母が、「「座右の銘」という言葉はあるが、「座右の書」だね」とあきれたように言っていたものだ。
大学卒業までは「相撲」だったが、就職を機に「大相撲」に切り替えた。
そして、隔月刊化を機会に「相撲」に戻して今日に至る。
1969年以降、どちらかの月刊相撲雑誌は、全号持っている。
「相撲」は、日本相撲協会の機関誌と表示されている。
一方、「大相撲」の方は、そういうしがらみがないせいか、昔は野党精神あふれる独自の内容だった。
一方、「大相撲」の方は、そういうしがらみがないせいか、昔は野党精神あふれる独自の内容だった。
決まり手のつけ方も協会発表のものと違う独自の見解を示していた(例えば勇み足という決まり手は使わない)し、過去の横綱を「第○代」と数えるのは間違いで、「○人目」と呼ぶべきだ、との主張もしていた。
そういうところが気に入って、長年読んできたが、その横綱の数え方を「第○代」に切り替えるなど、路線がやや平凡になってきたように思っていた。
しかし、ともかくも、もうその「大相撲」は56年の歴史(昭和29年創刊)に幕を下ろす。
終盤に定期購読を見送ってしまったのが、少々後ろめたくも感じられつつ、やはり残念だ。
相撲界が大きな曲がり角にきている今の時期に、老舗の相撲雑誌が姿を消すことには、非常に重いものを感じる。
とりあえず、今後は「相撲」を買い続けていくことになるだろう。