拙速

｢巧緻拙速不如｣

あるマイミクさんの日記に書かれていた言葉だ。

その日記に書かれていた内容、マイミクさんの心情は、重く複雑なものだった。
私見をコメントさせていただいたが、ともかく、マイミクさんの日記そのものについてはおく。

行き届かせるために遅くなるよりは、至らなくても速いほうが良い。

この言葉の意味はそういうことなのだと思う。

今年３月までいた支店の同僚が、メールの署名にこういう言葉を添えていた。

｢S o o n e r　 i s　 b e t t e r　 t h a n　 p e r f e c t . ｣

これも同じ意味だ。

｢とにかく速く｣。

どんな仕事でも心がけないといけない姿勢だと、常々思っている。

だが、私の場合、どちらかと言えば完璧主義に見られる性格で、慎重な方なので、なかなかそういかないことの方が多い。

それでも今日はちょっとがんばったよ！

明日からの出張を控え、残る１日、かたづけなければならないまとまった仕事が一つ残っていた。

朝からとりかかる。

幸い今日も体調は問題なく、順調だった。

午後、ある程度めどが立ってきたところで、その仕事の関係先を訪問し、打合せをしてかたづけてしまった。

当初は、訪問までは無理で、せいぜい電話かメールで打合せできれば御の字と思っていたが、手元作業がまだ完全な状態でないにしても、実際に会って話しながら進めた方がいい、と割り切って急遽訪問打合せにしてしまった。

今日のところはそれで正解だったかな、と思っている。

一つかたづいたのは事実だし。

何より、ともすればぐずぐずしてしまう自分の尻をたたいて、拙速を選んだことに、ちょっと満足というか、達成感。

さ、これでとりあえず明日からは出張に行ける。