naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~午後は弦分奏

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日 時 : 2011年10月31日(日) 13:30~17:00
場 所 : 浦安市文化会館リハーサル室
指 導 : 弦トレーナーK先生
内 容 : 弦分奏
曲 目 : 1812年ハレルヤ・コーラス、アヴェ・ヴェルム・コルプス、剣の舞、仮面舞踏会、
       ラシーヌ賛歌
弦人数 : 4・4・4・8・1
弓の毛 : 無事

午後は、文化会館リハーサル室で、弦分奏。

指導は、弦トレーナーのK先生だ。K先生は、N響のチェロ奏者で、ふだんは低弦(チェロ・コントラバス)の分奏の指導をしていただくことが多い。
今回の市民演奏会に向けては、弦全体の分奏もお願いしている。

K先生には、3年前に、ドヴォルザークのコンチェルトを弾いていただいた。
イケメンなので、女性団員にはK先生ファンが多い。

まず、チャイコフスキーの「1812年」序曲。今回の市民演奏会の曲の中では、やはり特に難しい1曲なので、時間をかけてみていただいた。

冒頭部分、チェロとヴィオラのコラールは、だいぶよくなったとおほめをいただいた。
市民演奏会ということで、合唱付きでの演奏になる。
通常は、この冒頭部分に合唱を入れることが多いが、今回は、指揮者の方針でここはオケだけ。

その後、テンポが速くなってからの、練習記号Eでは、「弓を弦に置くタイミング」について教わった。
我々の演奏は、こういう音楽を弾く場合にしては、弓を置くのが早すぎるとのことだった。

休憩の後、ヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」。そして、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。

日頃の合奏では、後まわしになりがちなので、久しぶりに合わせられてよかった。
弦だけの分奏だったので、未定部分が多かったボウイングも、ある程度かためることができた。

次に、ハチャトゥリアンの2曲、「剣の舞」と、「仮面舞踏会」の「ワルツ」。

「剣の舞」は、管も打楽器もない、弦だけという状況で、敢えて挑戦。

弦だけだと、なかなか厳しいものがある。前打ちと後打ちが、やっている内に一緒になってしまう(笑)。

特に、チェロがメロディを弾き始める3拍子の部分が難しい。
ここは、K先生からのアドバイスで、1拍2拍3拍と数えて後打ちをするのでなく、1小節単位でカウントするとうまくいくとのことだった。
やってみたら、少しましになった。

「ワルツ」は、先々週、先週の合奏でも言われたことだが、単調になっているとの指摘。
この曲は、いくつかの楽想が繰り返し繰り返し出てくる。
K先生のお話だと、ロシア人というのは、我々とは肉体的にも精神的にも違う人種で、そういう人が書いた音楽だけに、繰り返ししつこく出てくるどの楽想も、淡泊になってはいけない、力を抜くことなく、しっかりと弾くように、とのこと。

始まったら最後、弾きっぱなしというのは、弦の場合珍しいわけではないが、この曲は、K先生がおっしゃるように、つい手を抜いてしまったりスタミナ切れになる。
ボルシチウォッカのロシア人のパワーに負けてしまうな・・・。

「しっかり弾いたら疲れます。疲れたらよく寝られるからいいでしょう」とK先生。
ほんと疲れる・・・。

ヴァイオリンの皆さんはここで練習終了。

最後に、ヴィオラとチェロ、コントラバスだけの編成の、フォーレラシーヌ賛歌」。

K先生は、昔、同じフォーレのレクイエムのレコードの余白に入っていた、この曲を聴いて、きれいな曲だなあ、と大好きになったそうだ。

この曲も、編成が特殊なこともあって、日頃の練習では後まわしになりがちなので、今日は時間をかけてじっくりみていただけて、とてもよかった。

ヴィオラもチェロも、ファースト、セカンドの2部に分かれる。
それぞれにメロディが出てくる。

日頃、メロディを受け持つことが少ないヴィオラも、主役になる場面がある。

宗教曲なので、あまり歌い込まないように、との指導を受けた。

この曲は、オルガンやハープも加わるようで、当然合唱と一緒なので、楽しみだ。

※練習往復に聴いた音楽
    R.シュトラウス 4つの最後の歌
       ヤノヴィッツカラヤンベルリン・フィル
    R.シュトラウス 歌劇「薔薇の騎士」からの組曲
               歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲
               歌劇「カプリッチョ」から序奏、月の光の音楽
       プレヴィン=ウィーン・フィル
    R.シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき
       ブーレーズ=シカゴ響
    ベートーヴェン 交響曲第7番
       ショルティ=シカゴ響(1974年録音)