naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番指揮者の初合奏、コンチェルトのソロ合わせも

日 時 : 2013年8月24日(土) 17:00~20:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ベートーヴェンピアノ協奏曲(1~3楽章)、「魔笛」序曲、「悲愴」(1~4楽章)
弦人数 : 4・12・5・9・3(協奏曲)、5・11・5・9・3(魔笛)、6・11・5・9・3(悲愴)
弓の毛 : 4本(悲愴3楽章2本・悲愴4楽章2本)

本番指揮者の初合奏。
コンチェルトについては、本番ソリストとの初めての合わせ。
加えて、3ヶ月後に本番を行うホールの舞台での練習。

いやが上にも気持ちが高揚する練習だった。

Y先生と我々のオケが顔を合わせるのは、初めて指揮していただいた昨年6月の定期演奏会以来のこと。

個人的には、その後、昨年9月に長野で行われた、先生のワークショップでお目にかかって以来となる。

団員集合前に、Y先生とコンチェルトのソリストとの打合せが行われており、まずコンチェルトのソロ合わせからスタート。

ベートーヴェンの4番のピアノ・コンチェルトだ。

1楽章から3楽章まで通した。その後、3楽章から逆の順序で返し練習。

Y先生からは、音符の長さ(音価やスタカートの有無)に注意するよう指示があった。

個人的には全然だめだった。
6月の譜読み以来、この曲の合奏に参加する機会がなく、さらってもいない状態では当然なのだが。
特に3楽章はトップ失格。パートの皆さんに申し訳なかった。

休憩の後、モーツァルト魔笛」序曲。

Y先生からは、「このオペラは、パパゲーノなど変な人が出てくるオペラなので、序曲もキャラクターをできるだけ立てて、強弱の差も強調して下さい」とのお話があった。

前回の定期演奏会では、モーツァルトの曲を演奏する時だけ、弓を短く持つことを試みた。
今回も同様にするか、思案中。

再度休憩の後、チャイコフスキー「悲愴」。

Y先生の初合奏ということで、最も興味津々だったのは、「悲愴」。
譜読み段階から、Y先生の「悲愴」は、「相当テンポが遅い」、「全曲で1時間かかる」との情報があった。

1楽章から4楽章まで、とりあえず楽章順に通し演奏の形となった。

1楽章。冒頭のアダージョ始め、遅いテンポの指定になっているところは、相当遅い。
2楽章は、普通のテンポ。
3楽章は、これまでの合奏で練習してきたよりも、むしろ速め。ついていくのが大変。

そして、4楽章だが、これが超遅い!
遅い4楽章と言えば、バーンスタインのグラモフォン盤(1986年録音)が有名だ。この演奏は、比類のない名演だと思っている。
帰り道に、ウォークマンでこれを聴いてみたが、いい勝負。むしろY先生の方が遅いかもしれない。
冒頭の4分音符などは、ほとんどフェルマータだ。
以後も、遅めのテンポを基本に進行する。最後のコーダ、チェロとバスだけになってからも、音楽が今にも止まってしまいそうなくらい遅い。

うーん。これはすごい。

その後、4楽章のほぼ全体と、と1楽章の前半を返し練習。

Y先生のお話では、「悲愴」は4楽章が勝負、とのこと。

それにしても、このテンポは、管楽器は大変だろう。息が持たないんじゃないだろうか。
弦も、弓が足りないということはあるが、これは返す回数を増やせばよいわけで、既に分奏段階で、遅いテンポを前提に検討してあった。大体問題なさそうだ。

しかし、この「悲愴」、オケもよくついていったものだ。自画自賛になるが、一度も止まらなかったのは、大したものだと思う。

何と言っても、コンミスのRちゃんが、しっかり弾いてくれていた。「悲愴」以外の曲も含めて、全幅の信頼がおけるコンミスに、本当に助けられた。

Y先生の次回の合奏は、10月5日(土)。それまでにレベルアップしておかなければ。

個人的には、Y先生とは、その前に来月、長野でのワークショップでお会いする。
2泊3日で、ブラームスのヴァイオリン・コンチェルトと、1番のシンフォニーを勉強する。
トップの方が、初日だけ参加できないそうで、Y先生からこの日だけ代奏の依頼を受けた。
2曲とも演奏経験はあるが、時間を作って事前準備をしなければ。

※練習往復に聴いた音楽
    AKB48 Everyday、カチューシャ、フライングゲット、風は吹いている、上からマリコ
         GIVE ME FIVE!、真夏のSounds good!、ギンガムチェック、UZA、
         永遠プレッシャー、So long!、さよならクロール恋するフォーチュンクッキー
    モーツァルト オーボエ協奏曲
         トレチェック=ベームウィーン・フィル
    チャイコフスキー 悲愴
         バーンスタインニューヨーク・フィル(1986年録音)
    辛島美登里 Love Letter