(※連勝記録は、番組ではとりあげていなかったが、ついでに付記)
現時点で見ると、やはり白鵬がきわだってすごいのは、金星配給数と休場回数だろう。
休場がない、というのもきわだっている。
仮にあと3年現役で相撲をとるとして、基本的には下り坂ということになるだろうから、休場場所も出てくることが考えられるし、金星の数も増えるかもしれない。
連勝記録も含めて、記録面で言えば、白鵬が最強ということになっていきそうだ。
個人的には、最近の白鵬の相撲内容には、あまり感心しないものを感ずることが多い。
自在な相撲、との評価もできなくはないが、私には、相手との力量を計りつつ、さばいて勝つ相撲に見える。
長年相撲を観てきて、どんな相手に対しても、不動の立ち会い、不動の取り口で勝つのが、横綱の理想、と思っているところがあるので、どうもそこがひっかかる。
新聞などで伝えられる、支度部屋での談話では、白鵬本人が、「さばく」という言葉を使っているそうだ。意図的だということだろう。
自在な相撲、との評価もできなくはないが、私には、相手との力量を計りつつ、さばいて勝つ相撲に見える。
長年相撲を観てきて、どんな相手に対しても、不動の立ち会い、不動の取り口で勝つのが、横綱の理想、と思っているところがあるので、どうもそこがひっかかる。
新聞などで伝えられる、支度部屋での談話では、白鵬本人が、「さばく」という言葉を使っているそうだ。意図的だということだろう。
たぶんそういう本人の意識と関連しているのだろうが、もう一つひっかかるのは、土俵上での所作。勝った後で、相手力士に見せる態度に、古来の相撲道とは違う、勝者の傲慢のようなものを感じることが少なくない。
受け取った懸賞金を、右手で高く掲げるような仕草も、私には見苦しい。
受け取った懸賞金を、右手で高く掲げるような仕草も、私には見苦しい。
双葉山は、「どんな相手ととっても、相手より少しだけ強い」と評されたと聞く。