1月場所千秋楽結び。
思ったことは2つ。
また、場所中に、自分には3人の父親がいると言っていた中の1人である元横綱大鵬の逝去。その場所に自分が優勝しなければ、という気持ちで、優勝への意欲はさらに高まったはずなのに、さらに1つ星を落として自力で並べない差となってしまった。
優勝へのモチベーションをかきたてる材料が揃っていたはずなのに、どうしてこういうことになったのか。
特に気になったのは、妙義龍戦、琴欧洲戦での負け方だ。かつての盤石の強さからは信じられない内容。
「あんな相撲をとったら、白鵬でなくたって負けるに決まっている」という相撲を、白鵬がとったということを、どう考えたらいいのか。
「あんな相撲をとったら、白鵬でなくたって負けるに決まっている」という相撲を、白鵬がとったということを、どう考えたらいいのか。
自分が負けすぎたから、優勝には届かなかった、というだけのことと言えばそれまでだが、あの白鵬がそんな優勝争いをしてしまうとは。
1970年5月場所、北の富士は、今場所の日馬富士と同じく横綱2場所目で初優勝した。既に14戦全勝で優勝を決めた北の富士を千秋楽に迎え撃ったのは、横綱大鵬。
大鵬は既に3敗していたが、この一番では執念あふれる相撲をとり、凄絶な投げの打ち合いから、大鵬が左すくい投げで勝ち、北の富士の全勝を阻止した。
大鵬は既に3敗していたが、この一番では執念あふれる相撲をとり、凄絶な投げの打ち合いから、大鵬が左すくい投げで勝ち、北の富士の全勝を阻止した。
2つ目は、日馬富士との対戦についてだ。
昨年7月場所は、14戦全勝同士、勝った方が全勝優勝という対戦だった。
昨年9月場所は、日馬富士14戦全勝、白鵬13勝1敗。白鵬が勝てば決定戦に持ち込める状況だった。
そして今場所、日馬富士14戦全勝で優勝を決めており、白鵬12勝2敗。
昨年9月場所は、日馬富士14戦全勝、白鵬13勝1敗。白鵬が勝てば決定戦に持ち込める状況だった。
そして今場所、日馬富士14戦全勝で優勝を決めており、白鵬12勝2敗。
しかも、この3回、回を追うごとに、迎え撃つ白鵬の星が1つずつ悪くなっている。
どれも、白鵬としては負けられない相撲だったはずなのに、対戦前の星(差)が毎回悪くなり、しかも見せ場のない相撲ばかりであること。
どれも、白鵬としては負けられない相撲だったはずなのに、対戦前の星(差)が毎回悪くなり、しかも見せ場のない相撲ばかりであること。
特に私が心配するのは、白鵬に、何が何でも優勝するぞ、何が何でもこの一番に勝つぞ、という気迫や気持ちが見られないように感じることだ。
心技体。
心の面、技の面、両方に原因があるような気がする。
あるいは、体の面に何か起きているのか。
63連勝を達成した反動が、心技体に出てきているのか。