naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

冷やし中華のキュウリ

冷やし中華シリーズを始めましたが、そのたびに、具の要る要らないにふれております。

やがてどこかで、私にとっての理想の具材を備えた冷やし中華に巡り会えるでしょうか。

ところで、あれこれ言っている中で、私の場合、やっぱりキュウリが一番槍玉かな。

キュウリのシャキシャキ感が、冷やし中華の涼感には欠かせない、というのは、一般論としては、よくわかる。

頭ではわかる、ってやつですね。

ただ、食べてると何か邪魔、というか、そんな気がして、真っ先に食べてかたづけてしまいたい。

何故だろう、と考えて、ふと今思ったのは、冷やし中華の色々な具の中にあって、キュウリって、何か「無機物」がそこに混ざってる感じがあるんだな。

味も何もついてないし、ただシャキシャキしているだけの食べ物。何となく「無機物」っぽく感じるんですよ。

そう考えて、また今ふと思ったけど、冷やし中華の具って、基本的に「味の強いもの」がないですね。キュウリに限らず。

錦糸卵もそうだし、もやしとかわかめとかも。蒸し鶏だってそうだ。

そう考えると、私がハムに拘るのも、結局は、ハムが独特の存在感、強さを持っているからかもしれない。
(チャーシューよりハムを好むのは、ハムの「庶民感」がフィットするからでもあるけど)

結局、冷やし中華というのは、暑くて食欲も減退しがちな夏にあって、「強めの具材」を避けながら、冷たい麺とタレ中心に食べさせる料理なのかもしれない。