naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

第20回 AOKI Group ハーモニーコンサート

5日(木)、サントリーホールで、新日本フィルの演奏会を聴いた。

改修後のサントリーホールに行くのは、初めてである。

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●第20回 AOKI Group ハーモニーコンサート

日 時 2017年10月5日(木) 18:00開場 19:00開演
会 場 サントリーホール
オルガン 長井 浩美
指 揮 大友 直人
ピアノ 伊藤 恵
管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団
曲 目 J.S.バッハ フーガト短調「小フーガ」
     シューマン ピアノ協奏曲イ短調
     [アンコール] シューマン アラベスクハ長調
     ベルリオーズ 幻想交響曲
     [アンコール] ビゼー 「アルルの女」第2組曲から「ファランドール

スーツのAOKIが主催する、招待制の演奏会で、浦安オケヴィオラのIさんから、ご自分は行けないからと招待券を頂戴した。

プログラム冊子。

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今回座ったのが、2階Pブロックの10番、11番。ステージの裏手の席である。このブロックには、一度座ってみたいものだと、以前から妻と話していたが、それが図らずも実現した。

へえ、こんな風に見えるんだ。ステージはもちろん普段見るのと逆。1階2階の客席が見渡せて、自分がステージに乗っている時の感じを思い出す。

最初は、オルガン独奏で「小フーガ」。今回の席は上手寄りなので、右手後ろ側でオルガンが響く。身体を横に曲げないと演奏者が見えない。これが、NHKホールや習志野文化ホールなら、オルガンが上手側の側壁にあるので、ここからでも見えるのに、と思ったが、考えてみたら、両ホールともこうしたバック席はないのだった(笑)。

続いて、オーケストラが舞台に入場して、シューマンのピアノ・コンチェルト。弦は、12型だった。

ソリストと、指揮の大友(直人)さん登場。

ここで余談になるが、大学時代に親交のあった、津田塾大学弦楽合奏団「アンサンブル・フィオリータ」の常任指揮者を務めていたのが、大友さんだった。当時、大友さんはまだ桐朋学園大学の学生だった。

これは、1977年4月24日(日)に行われた、「アンサンブル・フィオリータ」と一橋大学管弦楽団の合同演奏会のプログラム冊子に寄稿していただいた文章である。

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大友さんとは個人的な面識はほとんどないが、このプログラム冊子の制作を担当していたので、原稿の受け渡しの際にちょっとだけお話をさせていただいたような記憶がある。

もちろん、「アンサンブル・フィオリータ」の演奏会での大友さんの指揮には、何度か接している。

そんなことで、その後のご活躍には関心を持ってきたし、こうして既にベテランの域に達した大家になられたことに感慨深いものがある。

さて、シューマン

大友さんは、指揮棒を持たない。昔もそうだったかな。

初めて座るPブロックの席では、演奏がどのように聞こえるのかが、当面の興味だったが、芳しくない印象。

前後左右、表裏逆の音像は面白いのだが、音響としては何かくっきりせずモヤモヤした感じがする。

弦楽器は、外配置のヴィオラだけはこちらにf孔が向くが、それ以外はすべて裏側を見る形だし。

特にピアノはだめだ。仕方がないことなのだが、グランドピアノの蓋がこちら側に上がっているので、音は向こうの客席側には飛んでいても、ステージ裏にはダイレクトに来ない。

せっかくのシューマンスペシャリストである伊藤恵さんのピアノなのに、残念だった。

とは言え、シューマンのコンチェルトは、やっぱりいい曲だなあ。2楽章など、いかにもシューマン、という魅力がある。

後ろから木管奏者を見ていて、フルートが1楽章ではあまり活躍しないことに気づいた。3楽章の、3拍子に聞こえるけど実は違う、というあのリズムは、オケにとってなかなか難物のように思えた。

音のことは別にすると、私の席は上手寄りなので、ヴィオラが内配置の場合のヴィオラの角度になる。その角度で大友さんを見ていると、あたかも大友さんに振ってもらって演奏しているような感覚にもなった。

ソリストのアンコールは、アラベスク。ピアノだけになったためか、これはとても綺麗に感じた。

休憩時、廊下でオケ仲間のSさん(ヴァイオリン)と行き会ってびっくり。

メインのベルリオーズは、とてもよかった。満喫堪能した。

14型で、コントラバスは7本。

大友さんは暗譜(シューマンはスコアあり)。

音がよくなった。こちらがPブロック席に慣れたこともあるかとも思うが、コンチェルトでは、オケが音量に気を配っていたからかもしれない。シンフォニーでは、存分にオケが鳴っていたという感じだ。

ティンパニの音が、直接ではなくて反響音として聞こえてくるのが面白かった。

3楽章の途中で、ヴィオラが、裏はアルコでチェロと同じメロディー、表はピツィカートでセカンドと同じことを弾く部分がある。ここって、対向配置を前提にした分け方なんだろうな、と思う。

今回はヴィオラが外配置なので、裏のメロディーとチェロはかたまるが、表とセカンドは離れる。内配置であれば、表裏逆にした方が合理的か。

それはさておき、自分のオケでこの曲を弾いたのは、7年前のことだが、聴いていて、こんな曲よくやったなあ、と思った。

ともかく、このベルリオーズは、引き締まって、迫力のあるすばらしい演奏だった。

アンコールには「ファランドール」。沸騰するような演奏だった。最後の最後、テンポを巻くことはせず。

終演後、ホール近くの「きときと」へ。弦トレーナーのY先生に教えていただいた店で、8月にも先生とオケ仲間とで来た。電話してみたら、カウンターなら座れるとのことなので、確保をお願いして向かった。

刺身の三点盛り。

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