naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

個人的に歳月を感じる出来事

入社34年目になるが、会社での職歴を語る場合、労働組合活動のことははずせない。

 

入社した頃は、労働組合、というものについて、そもそもあまりいい感じを持っていなかった。

 

しかし、職場の若い者が、職場委員をやるというのが慣例になっていて、入社2年目に、所属していた経理部の職場委員になったことから、業務時間外に行われる組合の会議に出席するようになった。

 

その後、転勤した先の品川の支部で、当時書記長をしていたM氏の活動ぶりに接したことが、私を組合活動に傾斜させた。
その頃には、自社の組合が、変に戦闘的先鋭的な性格ではなく、企業内組合として信頼のおけるものであることもわかるようにもなっていた。

 

支部の役員を経て、37歳の時に、会社を休職して組合の本部専従役員になった。

 

1年ごとに改選が行われるが、6年間務めた。

 

退任後、人事部に勤務する機会もあったので、春闘の団体交渉では、組合側にも会社側にも座った。

 

今所属している内部統制部は、当時勤務した組合の本部事務所と同じフロアにあり、時々、かつての職場に、現在の本部の人たちの顔を見に行くこともある。

 

ところで、会社生活におけるそんな組合とのつきあいの中で、今年は、超個人的な話ではあるのだが、大きなエポックがあった。

 

組合の役員改選は、毎年8月下旬に行われる。

 

現在、専従役員は3人(私がやっていた頃は4人)だが、副委員長、事務局長が留任、委員長が交代した。

 

エポックというのは、その新委員長は、私が組合活動上では、関わりがなかった人であることなのだ。

 

初対面ではない。たまたま、昨年、内部統制監査で訪れた事業所の所長だったので、会ってはいる。
しかし、組合における彼を知らない。正確には、自分が本部時代に、若手組合員の彼に会っているかもしれないが、おぼえていない。

 

こういうことは、私にとって初めてなのだ。

 

若い頃、自分が職場委員や支部役員だった頃は、本部の専従の人たちに、組合のことを色々教わりながら活動していた。

 

そして、自分自身が本部で活動し、6年経って退任した後も、本部に入ってくる人は、自分が本部時代に、支部の役員をしていた人がほとんど。支部役員ではなくても、オルグや組合研修などの行事で接したことがある人ばかりだった。

 

今回、初めて、そうでない人が本部役員になった。

 

それだけの歳月が経過したんだなあ、との感慨がある。

 

本当に個人的な思いではあるが。

 

退任して、今年で13年経った。そういうことも出てくるよなあ。

 

思ってみれば、来年は、専従入りして丸20年になるのだった。

 

※関連の過去記事 「怒濤の忘年会ウィーク2日目」
     https://naokichivla.hatenablog.com/entry/44602731