naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

46年前のレコ芸記事

昨年7月、大阪のフェスティバルホールに、バーンスタインの「ミサ曲」を聴きに行った。

 

あれから1年経つ先月(7月)末、その時の記事を読んで下さったある方から、コメントをいただいた。

 

   ※その記事
       初めてのフェスティバルホールバーンスタイン「ミサ曲」<2>
          https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65802827
 
その方は、近く、この「ミサ曲」の「シンプル・ソング」を演奏されるとのこと。

 

私は、記事の中で、1972年秋にリリースされた、「ミサ曲」の作曲者自演盤についてふれ、当時の「レコード芸術」で畑中良輔氏の新譜月評を読んだ、とも書いたのだが、その月評をお読みになりたいとおっしゃる。

 

コメントを下さった方は、「シンプル・ソング」の伴奏をされるそうで、歌われる方が、畑中良輔氏の門下生とのこと。

 

そのレコ芸が、1972年10月号、「ミサ曲」自演盤のジャケットが表紙だったことは記憶しているが、身辺を探したところ、見当たらない。

 

おそらく木更津の実家にあるはず、と思い、先日のお盆帰省の際、本棚を見てみると、幸いあった。

 

記憶通り、1972年10月号だった。

 

この号の表紙、畑中氏の月評、そしてその号のCBSソニーの広告ページの該当部分を、近所のコンビニでコピーした。

 

また、その前号の9月号に、和田則彦氏による「ミサ曲」のレポート記事も載っていたので、これもコピーした。

 

この自演盤は、同年のレコード・アカデミー賞(声楽曲部門)を受賞しているので、1973年1月号にはその関連記事が載っているはずだが、この号は見当たらなかった。残念。

 

千葉に持ち帰った一連のコピーを、pdfファイルにしてメールでお送りした。

 

大変喜んで下さり、歌われた方にも送られるとのことだった。

 

(メールのやりとりで、「シンプル・ソング」の演奏会のフライヤーを見せていただいたが、東京藝術大学声楽科の、ある年次の同期の方々による演奏会だった)

 

ブログ、SNSを通じて、存じ上げない方と新しいご縁ができることは、これまでにも経験してきたが、今回も、1年前の演奏会記事をきっかけに、お役に立つことができて、よかったと思う。

 

今年のお盆休みの大きな出来事の一つである。