先般新築した、勤務先の本社新社屋は、以前の社屋と異なり、災害時の帰宅困難者の受入施設として機能する。既に、水や食糧、トイレなどの備蓄品は備えた。
所属の総務部から3人が参加した。
午後がオケ練なので、楽器を持って家を出たが、訓練は動きやすい格好でとのことだったので、東京駅のコインロッカーに、楽器など要らない荷物を預けた。
会場は、日本橋タワー。
当社からの3人は、帰宅困難者役。
まず、受入施設に受け入れてもらうにあたっての、提出書類に住所・氏名を記入。この用紙の裏面には、受入施設の注意事項やルールが書かれている。これを了承の上、受け入れてもらう、ということだ。
続いて、支援物資の配給。ペットボトルの水と、カロリーメイトを受け取る(本物。持ち帰った)。
その後、帰宅困難者が過ごす、地下のフロアに誘導され、敷かれているブルーシートに座る。
そして、ケーススタディということで、例えば外国人にはどう対応するか、あるいは、妊婦から何かの配慮を求められた時にはどうするか、などいくつかのケースが紹介された。
最後に、受入施設をクローズする場面の訓練。
大変勉強になった。
当社の場合は、とりあえず、一定人数の帰宅困難者を受け入れるスペースと、備蓄品は用意しているが、今回の訓練を通じて、円滑な運営のためには、事前に色々な準備や訓練をしておかなければならないことがよくわかった。
これを第一歩として、社内でよく検討したいと思う。