今回の大阪行きの主目的は、2日(木)、フェスティバルホールでの、3大ヴァイオリニストコンサートである。
毎年行われているこのコンサートには、2017年から通っていて、今回が3回目。今年も、過去2回行った東京国際フォーラムでの公演があるが、連休でもあるし、フェスティバルホールで聴きたい、ということになり、チケットを取った。
京阪電車に乗って、ホールへ。ホテルもホールも京阪の駅と直結なので便利だ。
プログラム冊子から。
我々の席は、1階9列5番・6番。
17:55、1ベル。定刻18:00ちょうどに開演した。
今年で4年目となるこのツアーも、18公演中8公演目と中盤。令和初の本番とのこと。
毎回、三者三様のヴァイオリンの持ち味を楽しんでいる。
葉加瀬(太郎)さんは、フィドラーであり芸人というイメージ、高嶋(ちさ子)さんは、3人の中では、最も清潔な正統派ヴァイオリニスト。
そして、我々はいつも古澤(巌)さんのヴァイオリンにうなっている。
「ムーン・リバー」での、何とも言えない香りはどうだろう。
この曲を共演した高嶋(ちさ子)さんのMCによると、古澤さんの独特の音色は、チェロの弓を使っているからだと言う。
それから、第2部冒頭のバッハ。ジャズアレンジだが、古澤さんのヴァイオリンは、音色と言い、リズムと言い、ニュアンスと言い、本当に絶妙だった。
そして、モンティの「チャルダッシュ」も。中間部で高嶋さんのメロディに添えられた、古澤さんのピツィカートのニュアンスには、ため息が出る思いだった。
他のどの曲もよかったが、特に3人揃って演奏された「ウェスト・サイド・ストーリー」のメドレーも、大変聴きものだった。
20:15、本編終了。
アンコールは2曲。
まず、高嶋さんの希望曲という「君の瞳に恋してる」。これは盛り上がるね。
そして、このコンサート、アンコールの定番である、マスネの「タイスの瞑想曲」が演奏され、20:34、終演。
毎年とても楽しんでいるが、これまでの中で一番よかったと思う。