naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

長崎からの帰りに実家の上空を通過

イメージ 1

  ↑長崎から東京へ向かう飛行機の窓から


羽田空港に向かう航空機は、空港の東方、千葉県側から進入して着陸する。

私は千葉県木更津市に生まれ育ったが、子供の頃から、毎日家の上空を何度も飛行機が飛んで通過していた。
当時から木更津も、羽田への進入経路だったのだろう。

空港の新設や、自衛隊あるいは米軍基地の移設などで、航空機発着の騒音が反対運動の対象になる。
本当に近隣の住民の方には大きな問題なのだろうが、ただ飛行機が通過していく程度の木更津あたりでは、上空を飛行機が飛ぶのは当たり前という感覚だった。
子供の頃の私は、飛行機の爆音が聞こえてくると、急いで外に出て空を見上げ、飛行機飛行機と嬉しがっていたものだ。

今住んでいる千葉市の空も飛行機がしょっちゅう飛んでいる。いまだに飛行機の爆音は私には心地よい響きである。

出張や旅行で飛行機に乗ることは多い。
羽田に戻る時は、いくつかのルートがあるようだ。
木更津の他、幕張や浦安の上空を通って行ったり、そのたびに違って、窓側に座っていると、千葉県人ゆえに大体の地形がわかることもあって、今日はどのへんを通過していくのかと楽しみである。

今住んでいるマンションの上を飛んだこともあるし、たまたま東京ディズニーランドの夜の花火の時間に浦安上空を飛んで着陸したこともある。あれは嬉しい偶然だった。

今回、長崎から東京へ戻る飛行機は、房総半島の南部を太平洋側から羽田に向かった。
そして木更津の上空を通過した。木更津駅、それに近い自分の実家も眼下に確認できた。
何か嬉しかった。
携帯電話が使えれば、父母に電話して、今上空を飛んでいると伝えたかったのだが、もちろんできない。
せめて写真でもと思ったが、デジタルカメラも使用禁止の電子機器の範疇で、これも残念。

上に掲げた写真は、まだ着陸態勢に入る前に撮影したものである。