naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番指揮者初のホール練。ソロ合わせも。

日 時 : 2019年9月29日(日) 13:30~17:00
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ラフマニノフ(1~3楽章)、祝典序曲、ショス5(1・2楽章)
弦人数 : 11・9・10・9・4
弓の毛 : 無事。しかし、弦が切れた!

 

29日(日)のオケ練は、本番会場でのホール練。

 

本番指揮のY先生は、このホールは初めてなのだそうだ。

 

ラフマニノフの2番のピアノ・コンチェルトの、ソリストTさんとの2回目の合わせも行われた。前回の合わせは、浦安音楽ホールだったので、本番ホールでのソロ合わせは、ソリストにとってもオケにとっても初めてとなる。

 

12:00集合、みんなで舞台セッティング。メンバーの出席人数とは無関係に、本番仕様のフル編成でのセッティングを行った。結構時間がかかった。

 

練習開始まであまり時間がなくなった中、昼食は近くのファミリーマートで買ってきて、楽屋廊下で急ぎ食べた。

 

練習開始。まず、ラフマニノフから。

 

1楽章から3楽章まで通した後、1楽章に戻っての返し練習。

 

Y先生は、初めてのホールの響きについて、チェロがまったく聞こえない、など少々当惑されている様子。今回、ピアノとチェレスタをお願いするN先生が客席に座っておられたので、客席での音の聞こえ方を何度も確認されていた。「難しいホール」だとおっしゃっていた。

 

今回、前半の曲目では4プルトの表に座る(後半はトップサイド)。ラフマニノフのこの曲は、前の3プルトだけが弾く部分があるのだが、4プルト以下の者にとって、特に2楽章は、弾くところが少ない。さみしい。物足りない。

 

前回のソロ合わせの時、2楽章の終わり15小節、弦でヴィオラだけが弾かない形になっているのはつまらない、と書いた。

   オケ練日誌~コンチェルトソリストとの初合わせ

      https://naokichivla.hatenablog.com/e ntry/2019/09/08/200046

 

しかし、4プルト以下の者にとっては、それどころではない。最初5小節は弾けるが、練習番号18番からの16小節間は、前の3プルトだけ。そして、その終わり15小節より前、練習番号26番のアウフタクトから11小節間も、前の3プルトだけ。

 

プルト以下は、27小節少ないのだ。さみしい。

 

コンチェルトが終わって、休憩となり、ピアノは撤収。

 

再開後は、ショスタコーヴィチの「祝典序曲」。ステージ下手側花道に、バンダが設置された。今日はフルメンバーではなかったが、本番では10人が並ぶとのこと。

 

最初の通しは、以前よりテンポが遅めだと思っていたが、Y先生としては、この曲はきっちり弾けるテンポよりは、聴き手にスリルのある演奏だと感じてほしい、とのことで、返しでは以前の速いテンポに戻った。

 

実はこの日の朝は、このところの多忙で、何だか疲れてしまっていて、浦安まで行くのが大儀に感じられた。

 

しかし、このところ、宇奈月オペラ、大阪出張と、2回続けて欠席してしまったので、そうもいかない。自分を鼓舞する形でホールに来たのだが、この激しい序曲を弾きながら、不思議なもので、身体に力が湧いてきて、まったくしんどくないのに気がついた。Y先生の熱い指揮に、弾かされてしまった、弾けた、という感じだ。

 

最後は、ショス5。トップサイド席に移る。

 

コンミスが立ってチューニングが始まったが、ペグを回していたら、突然D線が切れた。そんなに無理に回したつもりはないのに。

 

客席に下りて、楽器ケースのところへ行き、張り替える。

 

この間、1楽章の練習が始まっていたので、すぐには席に戻れず、少し待ち、止まるタイミングを見計らってステージに上がった。

 

1楽章、2楽章を練習した。

 

ラフマニノフ、祝典序曲も含め、Y先生の指導も、回を重ねてきたので、細かく、また深くなってきた。ユーモラスな話され方なので、出される指示が受け入れやすく、理解しやすい。

 

ふだんより終了が押すかもしれないと、予告されていたが、大幅ではなく、30分程度の延長にとどまった。くたびれた状態で会場に到着したくせに、何か物足りず、もう少しやってもいいのに、などと思ったりした。

 

既に本番まで2ヶ月を切った。もう仕上げに向かう時期だ。がんばらねば。

 

※練習往復に聴いた音楽

    ヴォーン=ウィリアムズ 田園交響曲交響曲第4番
       ボールト=ニュー・フィルハーモニア管
    ヴォーン=ウィリアムズ 交響曲第5番
       ボールト=ロンドン・フィル
    ヴォーン=ウィリアムズ 交響曲第6番
       ボールト=ニュー・フィルハーモニア管