naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~浦安オケ、有志で始動の日

今日6日(日)、浦安シティオーケストラは、有志が参加する12月の演奏会に向けて、弦と管に分かれて練習を開始した。

 

練習は、3月からが中止になっていた(そしてその後、目指していた6月の定期演奏会は、中止(延期)となった)。ちょうど半年ぶりの練習再開である。

 

私自身は、その6月の定期演奏会降り番としていたため、練習に参加するのは、昨年11月の定期演奏会の本番が終わって以来初めてだ。

(今年1月、有志参加の室内楽コンサートには参加している)

 

もっとも、12月の演奏会は、全員が参加するわけではない。希望者のみである。木管は1人ずつしか参加しないと聞いており、全パートは揃わない。

 

国内外、すべてのことがそうであるように、当然、何事もなかったような平常が戻った練習再開ではない。それでも、記念すべき第一歩とは言えるだろうか。

 

日曜日の昼前に、楽器をかついで家を出て、京葉線に乗って新浦安に向かう。かつて当たり前だった行動は、今年初めてだ。

 

新浦安駅手前、車窓から見る幕張メッセ。久しぶりだなー。

f:id:naokichivla:20200906190802j:plain

 

新浦安に来た!

記憶では、2月22日(土)に、J:COM浦安音楽ホールで行われたイリーナ・メジューエワのリサイタルを聴きにきたのが確か最後だから、6ヶ月半ぶりの新浦安だ。

f:id:naokichivla:20200906191009j:plain

f:id:naokichivla:20200906191025j:plain

 

久しぶりの新浦安、お昼はMONAの辺見に入った。

f:id:naokichivla:20200906191111j:plain

 

日 時 : 2020年9月6日(日) 13:30~17:00
場 所 : J:COM浦安音楽ホール スタジオA
指 導 : 本番指揮者N先生
内 容 : 弦分奏
曲 目 : ベートーヴェンチャイコフスキー(1~4楽章)、ショパン
弦人数 : 9・7・2・5・2
弓の毛 : 無事

 

今回の演奏会、ヴィオラは3人が参加だが、今日の練習は、Kさんが欠席で、Iさんと私の2人だった。

(現在、ヴィオラは9人が在籍、内1人が休団中である。8人中5人は、それぞれの事情、判断により不参加)

 

会場のJ:COM浦安音楽ホールに着いた。

久しぶりに見る顔、顔。「お久しぶりですー」と声を掛け合う。

 

コロナ禍の中、練習再開にあたっては、インペクから注意事項がメールで伝達された。

・体調の悪い人は参加しない
・検温の上、参加する
・施設の入口でアルコール消毒をする

検温、体調確認による出欠判断は、各自、自宅で事前に、という形だ。

施設備え付けの消毒液で、手指の消毒は行ったが、椅子等の消毒までは行わなかった。

また、施設の求めにより、事前に届け出ていた練習参加者が印字された名簿に、各自で、発熱の有無と体調不良の有無のチェックを記入した。

 

当然、全員がマスク着用である。

 

スタジオAは、この施設のスタジオでは広い方だが、それでも、弦だけの分奏でありながら、充分なソーシャル・ディスタンスは取り切れない。

 日頃よりは少し間が空いている、という程度だ。譜面台は1人1本という指示だが、実際の間隔からすると、プルトに1本でもいいのでは、という感じだ。

ここについては、練習の運営上、改善の余地があれば、という気はする。

 

私自身は、今回、練習そして本番に参加すると判断した。

現在のコロナの状況にあって、例えば東京へ電車で通勤していることを始めとする、様々な生活の場面の中では、その時々に、感染の可能性を気にしつつも、どこかで割り切っているわけで、オケ練も同様に、ここに来て楽器を弾くことが、他の生活場面に比べて特段にリスクが高いと実感する状況に直面しない限りは、参加を続けるつもりでいる。

 

この座席間隔も、運営上、もっと広い会場を確保できれば安心という気はするが、一方、この間隔で3時間余り一緒に楽器を弾くことが、特段のリスクとして、ここにはいられない、と思うまでではない。

(もしそう感じるなら、片道2時間の東京への電車通勤だってできない話だ。これは、既に何度か参加している宇奈月オペラの練習も同じ状況だ)

 

ここに集まっている団員は、それぞれにそういう割り切りをしているものと推察する。参加しない団員ともども、各自の判断だ。

(今回の演奏会には、弦インスペクター、管・打インスペクターは出演しない。インペクとしては、演奏会の企画、推進、団内連絡を務めてくれているが、練習には来ず、演奏会自体には乗らない。幹部であってもそうした選択が可能であることは、大変良いことだと感じる)

 

さて、今回の演奏曲は、ベートーヴェンの「運命」の第4楽章(管弦楽としての演奏はこの1曲だけ)、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ全曲、そして、ショパンのピアノ・コンチェルトの1番の第1楽章(弦楽合奏版)である。

(この他、弦、管有志のアンサンブルが3組演奏すると聞いている)

 

初回早々、指導は本番指揮者のN先生。

中止となった12月の定期演奏会(「新世界」他)の指揮をお願いしていたが、曲目変更を経ての演奏会も振って下さることになった。

 

今回は、浦安オケとしては大変珍しい対向配置。下手側から、ファースト、チェロ、ヴィオラ、セカンドという形は、私が記憶する限り初めてだと思う。

(2003年に、下手側から、ファースト、ヴィオラ、チェロ、セカンドの形の配置は一度あった)

 

f:id:naokichivla:20200906193919j:plain

 

まず、「運命」から。

久しぶりに、所属オケで音を出すこと、所属オケの仲間たちの音を聴くこと、やはり感ずるものがあった。

 

通しから返し練習の後、休憩。

 

次は、チャイコフスキーだ。

 

この曲は、何年か前に津田沼ユニバーサル交響楽団で弾いた経験がある2楽章を除いては、初見である。弦楽合奏曲としては大変難しいとの話は、かねて経験者から聞いていた。ドヴォルザークのセレナーデ(これも弾いたことがない)よりも難しい、と。

 

この歳になり、オケ経験も長くなってくると、「初めて弾く曲」というのも少なくなってくる。

 

はたして落ちずについて行けるであろうか、と心配を感じながら、初見演奏をするのは、なかなか楽しいものである。そうは言っても、今回は小編成の上にヴィオラは僅か2人だ。ほんとに大丈夫だろうか。

 

1楽章、2楽章の後、休憩。さらに3楽章、4楽章と進んだ。

 

曲自体は耳では聴いて知っているだけに、落ちることはなく、最後まで弾けた。確かに難しいところもあるが、思っていたほどではない。

一方、さすがチャイコフスキーで、弾きがいのある部分も多いことがわかった。

これは、これからの練習が楽しみだ。がんばろう。

 

また休憩で、トイレに行って戻る時に、クァルテット・エクセルシオの皆さんと行き会った。別のスタジオでリハーサルをしておられたのだろうか。

 

最後は、ショパンのコンチェルト。

これも、初めて弾く曲だ。

 

N先生が、ピアノのパートをずっと歌いながら指揮されたが、大変そうだった。

 

こちらの曲は、徹頭徹尾伴奏なので、同じ初めての曲でも、チャイコフスキーの後だと、正直つまらないという印象だ。

 

もらっている楽譜も、まだ正式なものが取り寄せ中なので暫定版で、ボウイングも決まっていない。このへんがおいおい整ってきたら、曲を勉強していきたい。

 

来週の練習は、宇奈月オペラと重なってしまったため、浦安の方は欠席する。

 

※練習往復に聴いた音楽

    トワエモワ A TIME FOR US

    関ジャニ∞ 奇跡の人

    さだまさし ペンギン皆兄弟

    さだまさし 存在理由~レゾン・デートル