11日(金)、Hakuju Hallで品川カルテットの演奏会を聴いた後、東京駅へ移動。
新幹線で大阪に行って1泊、12日(土)は丹波篠山で行われる古澤(巖)さんの演奏会を聴いて帰京する計画だ。
連日の古澤さん。東京→丹波篠山と、文字通りの追っかけである。
予想より早く東京駅に着くことができたので、車中で食べる弁当を大丸で買い、予約しておいた新幹線を変更。当初予定より40分ほど早い、18:21ののぞみに乗ることにした。
新幹線の改札に上がって、缶ビールを買おうとしたら、売店に見当たらない。緊急事態宣言下であるため、改札内では売っていないらしい。旅行でもあるし飲みたい。まだ少し時間があるので、ホームから下り、有人改札から一旦出て、改札外の売店で買って乗った。
新横浜を過ぎたところで、弁当と缶ビールを開けた。
飲食は普通にできたのだが、その後シートに座っていて、どこか調子がよくないと感じてきた。
前日、10日(木)の夕方、大手町の自衛隊東京大規模接種センターで1回目のワクチンを打った。
帰途は何もなかったが、帰宅してから左腕の接種箇所が少し痛み始めた。インフルエンザの予防接種で経験するような感じだった。
明けてこの日、11日の朝は、じっとしていて痛いということはないものの、何かの動作で腕を動かすと接種箇所周辺の筋肉が痛むようになっていた。
演奏会や旅行の予定を中止するほどの辛さはないので、そのまま出かけたが、新幹線に乗った夜になって、腕を動かした時の痛みが強くなってきた。動かさなければ痛くないことに変わりはなかったものの、やはり身体がどこかで何かを我慢しているのだろう、全体にしんどい感じが少し出てきた。
できるだけじっと座っているようにしていたが、新大阪もそろそろ近いので、着く前にとトイレに行った時、手を洗ってズボンの左ポケットに入っているハンカチをさぐろうとして、それができないほど痛いのがわかった。
これはかなりなことだ、と思いつつ新幹線を下り、JRで大阪駅に移動して、21時過ぎ、宿泊先のホテルにチェックインした。
部屋に入って、腕が痛むことを妻に明かす。
旅行前日に接種予約を入れてはいけなかった、新幹線で飲んだのがよくなかったのではないか、と言われつつ、まずは着替えようと言うことになったが、1人では脱ぎ着ができない。
妻の介助を受けながらの着替えとなった。旅行で外泊の時はTシャツを着るのだが、両腕を上に上げる、あるいは前に伸ばすことができないので断念。パジャマは前開きなので何とか着ることができた。
(この状態では楽器はとても弾けない(構えられない)と思った。今はオケ練がないのでそういう機会はないが)
それは別にして、左腕を動かしたくないので、動作が万事不自由。手に持ったものを床に落としたりする。
次に熱を計る。コロナ禍で毎日の検温は習慣なので、体温計は持っている。
37.4℃!
この1年余り、会社の指示もあって、毎朝検温記録をつけているが、大体36.2~36.6℃の範囲。37℃に乗るのは初めてだ。
ここに至って、これはえらいことだ、となる。
大丸では部屋飲みのための焼き鳥を買ってきてあったのだが、それどころではない。
とにかく寝るしかない、と早々に寝ることにした。
翌日の丹波篠山行き、古澤さんの演奏会は、体調次第で見合わせ、すぐに帰京することも考えよう、という話になった。
持ってきたバファリンを服用。
水で搾ったハンカチを妻が額に乗せてくれて、以後はじっと寝た。