naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オーケストラ・モデルネ・東京第3回演奏会本番終了

6月26日(日)、オーケストラ・モデルネ・東京の本番が終了した。

 

6月5日(日)の浦安オケの定期演奏会に続き、6月2つ目の本番だった。
(2022年2つ目の本番でもあった)

 

●オーケストラ・モデルネ・東京第3回演奏会

日 時 2022年6月26日(日) 13:15開場 14:00開演
会 場 第一生命ホール
指 揮 篠﨑靖男
管弦楽 オーケストラ・モデルネ・東京
曲 目 ヒンデミット 交響曲「画家マティス
    チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調「悲愴」
    [アンコール] シベリウス 悲しきワルツ

 

このオーケストラに参加するのは、昨年3月の第2回演奏会に続いて2回目。

 

第一生命ホールのステージに乗るのは、2016年11月の浦安オケの定期演奏会以来2回目である。
(浦安市文化会館の改修工事に伴うもので、これまでのところただ1回の東京での演奏会)

 

トリトンスクエア掲示されたポスター。

 

集合の9:00より前に楽屋口に到着した。


そうそう、前回もここから入ったんだった。

まだ入れないので、近くの椅子のあるスペースで待機。
ヴィオラトップのSさんから、前夜遅く、前日練習を受けての楽譜の変更などがLINEで展開されていたので、その確認をする。

時間になったので、楽屋口から順次入館。

 

ステージセッティング。

 

10:00からステージリハーサル開始。
全員が着席したところで、記念写真(舞台写真)の撮影が行われた。

 

ヒンデミットチャイコフスキーシベリウスと、曲順にリハーサル。

 

それにしても、コンパクトで雰囲気のいいホールだ。座席数は767とのこと。軽井沢大賀ホールが784なので、ほぼ同じくらいの規模だ。ステージは第一生命の方が心持ち狭いように感じる。

 

リハーサルは12:15頃終了。開場までちょうど1時間だ。

 

昼食に出た。楽屋口から再入館用のパスをもらって出る。
トリトンスクエアの中には飲食店が多数あるので、前日練習のように昼食に困ることはない。

 

舞台裏。

 

アメリカンスタイルで、開場前からステージに出て音出し可とのことだった(楽屋での密を避けるためもある)。
ステージに出て、ヒンデミットチャイコフスキーをさらった。

 

開場となり、お客さまが入ってこられた。この演奏会は入場無料だが、電子チケット方式の指定席である。

前の会社の先輩で、いつも浦安オケ始め私の演奏会を聴きにきて下さるT氏が来聴された。今月2回の来聴である。

(後日メーリングリストに流れたところでは、入場者数は322人(コロナ禍での前回は193任だったそうだ))

 

客席が暗転したところで音出しをやめ、コンミスSさん入場。本番が始まった。

 

ヒンデミットは4プルトの裏、休憩後は4プルトの表で弾いた。ヴィオラは個人的には珍しい外配置。

 

ヒンデミットの本番での出来は芳しくなかった。やはり初めて弾くこの難曲、1ヶ月ばかりの練習ではこんなものかな、といささかサバサバした気持ちだった。これまでの練習では何とかなっていた箇所でも本番だけ楽譜を追いきれなかったり、逆に開演前にさらった成果で思いの他うまくいったり。練習から本番までの継続した流れという点では、とても大きなムラがあった。

 

「悲愴」は、これまで複数回弾いているので、これに比べればうまくいくだろうと休憩時には思っていたのだが、こちらも案外そうでもないところがあったりした。特に1楽章は気合いが空回りした感がある。2楽章からは少し思い直して落ち着くように努めたが。

 

アンコールの「悲しきワルツ」を演奏して、終演。

 

場内アナウンスによる規制退場が行われる中、オケは板付きのまま残った。

客席が無人になったところで、「全体集会」。

篠﨑先生のスピーチ、N団長のスピーチ、コンミスSさんのスピーチ。
そして一本締め。

最後に、ステージ衣装での再度の記念撮影(舞台写真)。

 

ステージの撤収作業をして、退館した。

 

さて、本番を終えて、色々思うところは残る。

 

短期集中型のこのオケの練習は、個人的には大変負担が重かった。
5月22日(日)が初練習。約1ヶ月で、弦分奏1回、合奏6回(分奏、合奏各1回欠席)を経ての本番だったが、練習場所がほぼ毎回変わり、しかも千葉からだと結構遠いところが多かった。本番を含む最後の2週間は、土日ともつぶれる形になったし、60代後半の身としてはまず体力的にきつかった。
また、浦安の練習とかぶってもこちらを優先せざるを得なかったし、家にいられる時間がほとんどなかったことなどの負担あるいは犠牲もあった。
この練習スケジュールだと、練習と練習の間に間隔がないので、現在の仕事の状況等からは、家でさらう時間がとれない面もある。練習会場でだけ弾く、という形にならざるを得なかった。

 

前日練習、また終演後の全体集会で篠﨑先生が繰り返しおっしゃっていたのは、このオケは短期集中でやる、という方針。
色々なアマオケを振られている中、長期の練習を組んでもその大方が少ない練習参加者で推移し、本番直前になって急に人が増えるケースに疑問を感じることがあるとのことだった。そこでこのオケに関しては、できるだけ多くの人が練習参加する形で短期に仕上げたいとのお考えのようだった。

それも一つの考えとして理解はするものの、自分自身がそれについていけたかと考えた場合、まず練習に参加すること自体が大変だったし、それ以上にこの短期でどこまで弾けるようになったか、という点が大問題だ。
諸々の負担をおして練習に出続けて、納得のいくレベルまで到達できたのならよかったのだが、結局は、「悲愴」は一応そこそこ弾けたものの、ヒンデミットは一体何だったんだろう、という感じしか残らなかったことが重い。


もともと、今回このオケへの参加を決めたのは、浦安の本番が終わった後の時期だったのと、マウントあさまのオーストリア公演が秋に延期されたため、この時期に予定されていたその練習がなくなったことがある(秋の延期公演には不参加)。

加えて、浦安ではまずとりあげることがないだろうヒンデミットに取り組めることも動機になった。
しかし、そのヒンデミットには手応えを得るには至らぬまま本番を終わってしまった。珍しい曲をともかくも経験できたんだからよかったとはとても思えない心境である。

(また、常設のオケでないことも、メンバーシップの面では難しさを感じる。いくつかのアマオケのメンバーがベースのグループを作っているようだが、私のように一個人としてそこに加わっている形だと、メンバー間にさしたる交流もなく単にそこに座って弾いているだけ、という形になる面がある)

 

次の演奏会は来年の6月に決まっている(曲目未定)が、募集があった場合、参加するかどうかは、今回の結果を踏まえてよく考えたい。
(来年の今頃は、会社生活が終わってオケ活動の環境は今とは変わっているはずではあるが、歳も1つとっている)

 

※本番往復に聴いた音楽
    ボロディン 交響曲第2番
       マルティノン=ロンドン響
    プロコフィエフ 古典交響曲
    ヤナーチェク シンフォニエッタ
    ヒンデミット ウェーバーの主題による交響的変容
       アバド=ロンドン響
    ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
       M.ヤンソンスウィーン・フィル
    ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第2番
       バーンスタインニューヨーク・フィル
    ラヴェル ピアノ協奏曲
       バーンスタイン=コロンビア響