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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オーケストラ・モデルネ・東京練習日誌~今季初参加

22日(日)は、午後、所属オケのホール練を終えた後、板橋に向かった。

昨年に続いて2度目の参加となる、オーケストラ・モデルネ・東京の練習である。

(新型コロナウイルスのワクチンに「モデルナ」というのがあるが、こちらは「モデルネ」である)

 

今回取り組む演奏会は、以下の内容である。

 

●Orchestra Moderne Tokyo 第3回演奏会

日 時 2022年6月26日(日) 13:15開場 14:00開演

会 場 第一生命ホール

指 揮 篠﨑靖男

管弦楽 オーケストラ・モデルネ・東京

曲 目 ヒンデミット 交響曲「画家マティス

    チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調「悲愴」

 

今回、22日はその初練習。6月に入ってから5回練習日があり、26日本番。ほぼ1ヶ月で本番というスケジュールである。

 

さて、「悲愴」はこれまで3回弾いたことがあるので様子はわかっているが、問題はヒンデミット。近現代の音楽を聴かないではない私だが、ヒンデミットには日頃ほとんどなじみがない。「画家マティス」という曲の存在くらいは知っているし、音源も一応持ってはいるが、ほとんど聴いたことがない。もちろん弾くのは初めてだ。

日曜日の午後、夜の練習ハシゴは正直きついと思いつつ、やはり出なければと思ったのは、何はともあれヒンデミットのこの曲を早く経験しなければ、との思いからだった。

 

浦安市文化会館から、おさんぽバスで東西線浦安駅に移動。大手町で都営三田線に乗り換えて、板橋区役所前まで乗る。そこから歩いて間もない、板橋区立グリーンホールがこの日の練習会場である。初めて行くところだったが、幸い道に迷うことはなかった。

17:30集合、18:00練習開始と聞いていた。

浦安駅で快速を僅かの差で逃したこともあり、会場に到着したのは18時を少しまわったところだった。

 

1階ホールというところに入る。

「悲愴」の1楽章、展開部に入ったところだった。さっきまでいた浦安市文化会館大ホールに比べるとずっと狭い部屋なので、金管や打楽器の音がものすごくうるさく感じられた。

見ると外配置のヴィオラは6人が座って弾いている。その後ろに席が空いていたので、楽器を出して4プルトの表に座った。練習記号R、#5つになったところから加わって弾いた。

 

とりあえず通すらしく、2楽章、3楽章、4楽章と進んだ。

「悲愴」は過去3回弾いているのに、弾けなくなっているところが少なくない。まあ、直近が2013年だからもう9年前だ。無理もないか。

譜面台は1人1本だが、篠﨑先生のお話ではプルトに1台としたい様子。

 

 

休憩をはさんで、「悲愴」の1楽章の返し練習。曲の冒頭から大変丁寧な練習だった。幸い、到着する前に進んでいた部分も弾くことができた。

 

再度の休憩後、いよいよヒンデミットである。

落ちるかもしれないが、とにかくどんな感じなのか、一番後ろの席でもあるので、見学気分で臨んだ。

 

1楽章から3楽章まで通した。

3楽章は、冒頭にレシタティーヴォのように動くところがあるが、篠﨑先生からそこをどう振り分けるかなどの説明があった。

 

時間の関係で、返し練習はなく、通しただけで終わった。

初めて弾いてみた感じでは、思ったよりついていける、何とかなりそうだ、と安心できた部分もある一方、予想はしていたがやはり3楽章がかなり大変だ。

特に厳しいのは、途中速いテンポで8分の9で動くところと、終わり2ページ、4分の3でこれも速く動くところの2箇所。どちらも臨時記号の嵐で、弾く弾かない以前に、音符を追いかけて読むことがままならない。能力の高い人ならともかく、私には調性感がつかめないのも音符が読めない一因だ。

(帰宅後妻に聞いたところでは、ヒンデミットというのは音大では初見課題として課されることが多いのだそうだ)

ただ、落ちてはいあがれなくなる、というリスクはなさそうだ。今の段階でも、細部に拘泥しなければ楽譜を追いつつ、最後まで行くことはできる。現状ではエア弾きになっている部分を今後どれだけちゃんとしていけるか。

 

予定の21時を少しまわって練習終了。日曜日の夜。何しろ明日は会社だ。少しでも早く帰らねばと表に出ると雨が降り始めている。傘を持って来たのは幸いだった。板橋区役所駅に急ぐ。

ところが、車両点検をしているとかで三田線はストップしている。誠にあいにくなことだ。それでも10分程度の遅れで運転が再開したので、都営新宿線総武快速を乗り継いでから最後はタクシーに乗って23時前に帰宅。

さすがにオケ練のハシゴは厳しいね。

 

モデルネの次回練習は6月4日(土)。この日は浦安のGPなので参加できない。残る練習は全部参加の予定である。

ヒンデミットだけでなく、チャイコフスキーもしっかり準備しなければ。

 

※練習往復に聴いた音楽

    ヒンデミット 画家マティス

       エッシェンバッハ=北ドイツ放送響

    MISIA 歌を歌おう(24時間テレビ ver.)

    AI DREAM

    緑黄色社会 SINGALONG