5月26日(日)に定期演奏会本番が終わった浦安シティオーケストラ。6月2日(日)は練習がお休みで、9日(日)から新シーズンがスタートした。
日 時 : 2024年6月9日(日) 13:30~16:30
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : トレーナーI先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ハイドン(1~4楽章)、モーツァルト、ブルックナー(1~4楽章)
弦人数 : 5・4・4・5・2
今季から、ヴィオラが外配置となった。武道場に入ったら、先着したヴィオラのメンバーが椅子を並べているのを見て、ああそうだった、と改めて思った。
2週間前の本番は、団員9人+エキストラ2人の11人で臨んだヴィオラだが、今季は2人退団、1人休団と(乗り番)団員が6人に減ってしまい、かつ初回練習のこの日は2人が欠席したので、わずか4人でのスタートとなった。
弦の他パートも少ない人数だった。
めざす12月1日(日)の定期演奏会、曲目は、モーツァルトの「魔笛」序曲、ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」である。
この日の初回練習は、いわゆる「初見大会」だったが、個人的には3曲とも演奏経験がある。
「魔笛」序曲は、1974年に大学に入学してオーケストラでヴィオラを始めた時に、最初に練習した曲の1つである。
主部のアレグロ、初心者の私はボウイングをとことん∩∨∩∨・・・と弾いていたが、後日先輩に、∨∨にしてボウイングを調整することを教えられ、目から鱗が落ちた思いがした。そんな思い出の曲である。
目から鱗が落ちた話~ヴィオラ初心者時代、「魔笛」序曲の思い出
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/63737243
また、29年前に浦安オケに入団して最初に乗った定期演奏会の前プロが、奇しくもこの曲だった。
(ついでに、6月30日(日)に本番を迎えるオーケストラ・モデルネ・東京の今回の前プロも「魔笛」序曲である)
ハイドンの「ロンドン」は、1977年、4年生の時にサマーコンサートで初めて弾いた。
1999年に津田沼ユニバーサル交響楽団の定期演奏会で弾いたのが2回目。
浦安オケでは、2004年の定期演奏会でとりあげていて、20年ぶりの再演となる。
個人的にはこの曲を弾くのは4回目(22歳、44歳、49歳、69歳)だ。
ブルックナーの4番は、浦安オケとして2013年の定期演奏会以来の再演。個人的にも2回目だが、前回、団として個人として初めてのブルックナーはとにかく大変だった記憶がある。
初回練習の指導は、トレーナーのI先生。東京音楽大学の4年生で、12月の本番を振って下さる米津俊広先生のお弟子さんのようだ。若いイケメンである。
T団長がI先生を紹介する時に、「(旧)ジャニーズみたいな」と付言したが、まさにそんな感じ。
練習はハイドンからスタートした。
「止まることがあっても、16時半までに3つの曲をとにかく通すことが今日の目標です」とI先生。
1楽章から4楽章まで通した。途中時々止まったが、仕切り直しをしながら最後まで行った。
3楽章のトリオだけ、弦と管のテンポに齟齬があるということで、少し返し練習した。
続いて「魔笛」序曲。
一度通した後、後半の木管のソロが難しいところを少し練習した。
休憩をはさんでブルックナー。
さて、11年ぶりの4番。どこまでおぼえているかな、と思いながら弾いた。
1楽章はQの少し手前あたり、2楽章はHの先、3楽章はFの先、4楽章はFで、それぞれ最初に止まった。
以後も場面場面で止められることがあったが、そもかくも16:10頃、4楽章まで終わった。
2013年のメンバーも残っているからかもしれないが、I先生の予想よりはよかったのではないだろうか。
個人的にも、ずいぶん大変だった記憶があるこの4番だが、一度本番まで踏んでいる2回目だったせいか、思ったより余裕を持って弾けた気がする。
今、オーケストラ・モデルネ・東京で大変な思いをしているマーラーの9番のことを思えば、ずいぶん穏便な楽譜にさえ見えてくる(あくまで音符の見た目の話。弾けるかどうかは別だ)。マーラーはまだ音符が目で追えない状態だし。
4楽章、3楽章、4楽章のそれぞれ細かなところを返し練習して時間となった。
次回もI先生の合奏。
私は、オーケストラ・モデルネ・東京の練習と本番があるため、次回から3回は欠席する。6月の練習に出るのはこれが最初で最後だ。次に参加するのは7月になる。
※練習往復に聴いた音楽
クレンペラー=ニュー・フィルハーモニア管