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最後の出張終わる

9日(木)~10日(金)、A社(西新宿)の監査役監査で、小山、仙台、宇都宮をまわる出張に行ってきたが、現時点の予定ではこれが会社生活最後の出張だった。

 

B社(三軒茶屋)においては、先月、1月23日(月)~24日(火)に、新潟へ行ったのが最後の監査役業務の出張だった。

 

両社とも、今年5月~6月に開催される株主総会をもって監査役を退任(4年間の任期満了)するので、1978年から41年勤めた前の会社(A社、B社の親会社)と併せ、45年間の会社生活が終わる。

 

2月、3月は、両社の経営者に対する監査業務の報告書をとりまとめる期間。新年度の4月以降は、株主総会に向けての準備期間なので、今後出張の予定はない。

 

正確には、A社の株主総会が岐阜で開催されるので、これに出席するのが最後の最後の出張機会として残っている。しかしまあこれはセレモニー的な要素もあるので、純粋な監査役業務遂行のための出張としては、9日~10日が最後だった、という気持ちがある。

半世紀近い会社生活での出張もこれで終わりか、と少なからず感慨に浸るものがあった。

 

振り返ると、前の会社では一度も地方勤務がなかった。千葉の現場事務所に4年いたのを除けば、すべて東京勤務だった。
また、ここ4年のA社、B社も、勤務先は東京である。

 

しかし、前の会社の職歴の中では、本社勤務が長かったこともあり、各地の出先への出張はしばしばあった。

加えて、北海道から沖縄まで、全国をまんべんなくまわる出張が常態、といういくつかの部署に所属したことがある。

 

代表的なものとしては、まず労働組合の本部専従役員の業務6年間(30代後半から40代前半)。各支部、あるいはその傘下の職場をオルグなどでまわる出張は、年間5~6サイクルあったと記憶する。

 

それから人事部勤務の3年間(40代後半)。定期人事異動の支店ヒヤリングや、支店の労使懇談会への出席など。

 

そして内部統制部勤務の2年半ほど(50代後半)。金融商品取引法に基づく内部統制に関する監査が主業務だった。

 

最後に所属した総務部(6年半、50代後半から60代前半)においては、計画的な出張はなかったものの、何か検討課題や問題が発生する都度、関係先に赴くことが多かった。

 

そして、ここ4年間の子会社2社の監査役としての業務は、当然に全国をまわるのがメインだった。

 

退任間もない7月には68歳となるが、その直前の4年間が、単にフル勤務形態であるだけでなく、全国出張を常態とする内容だった点、1年1年歳を重ねるに連れて、体力的な厳しさを感じることも増えてきたが、何とか無事乗り切ることができた。

 

10日は、東京に戻ってくる新幹線の車中、本当に色々な仕事で、本当にあちこちに出かけてきたなあ、それも終わったか、としみじみ思った。

 

この日は、東京駅で妻と落ち合い、その足で博多まで2泊の旅行に出かけたのだが、ホテルにチェックインしての部屋飲みでは、そんな感慨を妻に聞いてもらった。

 

話の中で、妻が、出張で全都道府県をまわったことになるのか、と言う。
公私いずれかで、なら、既に全都道府県に行っているが、仕事だけだとどうだっただろうか。

 

2014年6月に、最後に残った和歌山県に旅行して、58歳11ヶ月でめでたく全都道府県制覇を達成したのだが、この時に、仕事とプライベートでの各都道府県訪問を振り返ってみたことがある。
その時点で、仕事では、奈良県和歌山県に行っていなかった。
しかし、この2県にはA社の営業所が置かれていて、奈良県には2019年10月、和歌山県には同年11月に監査出張で行っている。出張でも64歳と4ヶ月にして全都道府県を網羅していたのだった。

 

さて、会社生活から離れた後は、妻との旅行で全都道府県をまわるのが次の目標になるだろう。

妻と共に行ったことがない県は、岩手、秋田、山形、茨城、埼玉、石川、福井、鳥取、島根、徳島、佐賀、熊本、大分、宮崎、沖縄。

結構あるな。全県制覇、できるだろうか。

海外旅行も、という話もあるだろうし。

 

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