naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~久々の本番指揮者合奏

日 時 : 2023年9月3日(日) 13:30~16:30
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : 本番指揮者N先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ウェーバー、ニールセン(4・2楽章)、ベートーヴェン(1・3楽章)
弦人数 : 10・5・8・5・4

 

9月最初のオケ練は、本番指揮者N先生による合奏。このところ、合奏はトレーナーのK先生の指導が続いていたので、N先生の合奏は7月23日(日)以来。久しぶりだ。

(N先生には、この間8月6日(日)に弦分奏をみていただいている)

 

練習会場は美浜中学校の武道場。これも久しぶりだ。このところ、学校側の都合で武道場が使えなくなっていて、美浜公民館など別の場所での練習が続いていたのだが、9月から使用可能となった。

団としては5月以来の武道場になるが、これは前季の練習で、前季降り番だった私個人にとっては、昨年11月以来。10ヶ月ぶりとなる。

 

新浦安駅からは少々遠いものの、広いので余裕をもって座れる。

 

まず最初はウェーバーの「オイリアンテ」序曲。N先生のテンポは速い!

このテンポで冒頭の3連符の嵐をちゃんと弾くのは大変だ。

それから、途中、テンポをまいたりためたりする場所がまだ飲み込めていない。

そのへんに慣れて、練習を重ねれば弾きやすい曲だとは思うのだが、まだまだだ。

 

休憩の後、ニールセンの1番。4楽章と2楽章を練習した。

4楽章は、N先生が構想するテンポの動きなどを細かく練習した上で、最後に楽章全体を通した。

2楽章も、全体の流れをつかむ練習。

個人的にはやはりまだこの曲になじめていない。根本的にそこを何とかしなければ。

 

ニールセンの練習を通じて思ったのは、やはり本番指揮者の練習は伝わってくるものが違うということだ。トレーナーのK先生も、N先生とは連絡をとられているようなので、本番をみすえた練習をつけて下さるが、やはりアンサンブルを整える練習が中心になる。N先生の場合は、自分が本番を振るので、本番ではこうしたい、というところが細かい練習を通じて伝わってくる。K先生が普遍性の中で指導して下さるのに対し、N先生はもっと個別の当事者として迫ってくるという感じだ。

このことは、前日のユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)の本番指揮者の合奏でも実感したことだ。

 

再度休憩の後、ベートーヴェンの7番。1楽章と3楽章を練習した。

1楽章はこのところのK先生の合奏より速い。

この楽章で言われたのは、みんながんばりすぎではないか、と。例えば主部の最初のffは重くならないように、明るく軽くやった方がいいと言われた。

クレシェンドも重くなりがち。前にも言われたことだが、クレシェンドは、その行き着く先を意識し、そこから逆算してやらないといけないとのこと。

 

類似のことはニールセンの練習でも言われた。

例えば目の前の音符に書いてあるアクセントだけに注目して強くするのでなく、それが全体としてどういうフレーズの流れの中にあるのかを見なければならない、と。

たとえ話として出されたのが「立ち食い蕎麦の話」。

今500円しか持っていなくて、駅の改札を出たところに立ち食い蕎麦があったから、そこに飛び込んだ。しかし、そこから少し行ったところにステーキ屋があって、この日に限ってワンコインでステーキを食べられるセールをやっていたとしたらどうか、という話だった。

目の前の立ち食い蕎麦に食いつくのでなくて、もっと大きく広く見るようにとのお話だった。

 

大きな流れ、フレーズを理解した上で個々の指示や記号を表現するように、とはN先生から再三言われているところだ。

 

最後に3楽章を練習した。ここではfとffの差はきちんとつけるようにと言われた。

主部は都会的に、トリオは牧歌的に、とも。

 

しかし、ウェーバー、ニールセンと練習してきてのベートーヴェン。ニールセンとは違って演奏経験がある曲なのに、ちょっと気を抜くと、1楽章も3楽章も音符を見失って置いていかれてしまう。

ベートーヴェンはこわい。

 

この日は、出産休団中のヴァイオリンのIさんがお子さんを連れて顔を出してくれた。

 

久しぶりの武道場から新浦安駅への帰り道。

 

※練習往復に聴いた音楽

    ベートーヴェン 交響曲第1番、第7番

       バーンスタインウィーン・フィル

    ハイドン 太鼓連打

       ビーチャム=ロイヤル・フィル

    ブラームス 交響曲第4番

       ジュリーニ=シカゴ響

    小田和正 風をまって