naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

#交響曲の各楽章で一番好きなの

4、5日前、旧Twitterで、「#響曲の各楽章で一番好きなの」というハッシュタグを見つけた。

面白いのでちょっと考えてみた。

まず思いついた候補。

1楽章 モーツァルト プラハ
    モーツァルト 40番
    ベートーヴェン エロイカ
    ベートーヴェン 第九
    ブルックナー 9番
    チャイコフスキー 悲愴

2楽章 シューベルト 未完成
    ブルックナー 7番
    チャイコフスキー 5番

3楽章 ベートーヴェン 第九
    ブルックナー 8番
    ブルックナー 9番
    ラフマニノフ 2番

4楽章 ベートーヴェン 7番
    チャイコフスキー 悲愴
    シベリウス 2番

5楽章 ベートーヴェン 田園
    マーラー 2番

6楽章 マーラー 3番

1楽章はどれも有力候補でかなり悩むところ。モーツァルトをどこかに入れたいという気持ちは強いものの、やはりベートーヴェンの2曲やブルックナーの9番には対抗し難いところもある。
最終的には「エロイカ」にした。

2楽章は、ブルックナーの7番が強力だし、チャイコフスキーの5番も大変よくできた傑作だが、シューベルト「未完成」の魅力には抗しがたい。

3楽章は、ブルックナーの2曲が、2楽章で7番が落ちたし、どちらか採りたいところなのだが、いかんせん「第九」の3楽章が上回ると言わざるを得ない。

4楽章が案外難しい。通常の4楽章制のシンフォニーだとフィナーレであり、あれこれ傑作があるのだが、それだけに挙げればきりがなく、その中で突出したものを見いだすのが難しい。
強いて選べばベト7か。

5楽章、6楽章はマーラー。自分の葬儀には3番の6楽章、火葬に際しては2番の5楽章を流してほしいと昔から思っているので、「田園」の5楽章も割って入ることはできず、即決。

ということで、こうなりました。

1楽章   ベートーヴェン エロイカ
2楽章   シューベルト 未完成
3楽章   ベートーヴェン 第九
4楽章   ベートーヴェン 7番
5楽章   マーラー 2番
6楽章   マーラー 3番
7楽章以下 わかんない

ベートーヴェンが多すぎる感はある。再考するなら、1楽章か4楽章。1楽章でモーツァルトと差し替える、あるいは4楽章で「悲愴」と差し替える(今浦安で練習中だし)とも思うが、一応そのままとした。

こうして考えると、ブラームスがひっかかってこない。
ブラームスの4曲、それぞれの2楽章(緩徐楽章)は、甲乙つけ難いすばらしい音楽だし、それはそれぞれのフィナーレについても言える。ただ、楽章単位の勝負となると、ここで残った他作曲家の楽章を押しのける形になかなかならない。
ブラームスのシンフォニーは、4つの楽章をすべて並べた時の総合力で勝負するタイプなのかもしれない。
ドヴォルザークにも似たところがあるような気がする。8番や「新世界」には魅力的な楽章が少なくないが。