95年、平成7年という年は、私個人にとっては、浦安オケに入団した点で、人生の歴史に残る年だが、社会的には、1月17日の阪神淡路大震災、そして、今日、3月20日に発生した地下鉄サリン事件で、歴史に刻まれる年だ。
あの日のことは今でも忘れられない。
朝の通勤時間帯をねらったテロ。
私は、その日もいつものように京葉線の八丁堀駅で下りた。8時半頃だったと思う。
八丁堀駅は、地下鉄の日比谷線と接続している。
ホームからエスカレーターで上がって、改札を抜けようとした時に、
「ただいま、日比谷線は事故のため運転を見合わせております」
というアナウンスが流れた。
私は、その日もいつものように京葉線の八丁堀駅で下りた。8時半頃だったと思う。
八丁堀駅は、地下鉄の日比谷線と接続している。
ホームからエスカレーターで上がって、改札を抜けようとした時に、
「ただいま、日比谷線は事故のため運転を見合わせております」
というアナウンスが流れた。
この時点では、まだ「事故」と言っていたのだ。
だから、私も、よくある人身事故か何かかと思いながら、気にも止めなかった。
地上に上がると新大橋通り。
今から思うと、この通りの築地方向の遠くに、消防車が見えていた。
しかし、そのまま出社したのだった。
だから、私も、よくある人身事故か何かかと思いながら、気にも止めなかった。
地上に上がると新大橋通り。
今から思うと、この通りの築地方向の遠くに、消防車が見えていた。
しかし、そのまま出社したのだった。
幸い、社内に被害に遭った者はいなかった。
しかし、事件の内容は、やはり心を震撼させる恐ろしいものだったから、それから後、しばらくの間は、電車に乗っても、網棚に何か置いてあるのではないか、座席の下に変なものがあるのではないか、車内に不審な人間はいないか、と、気が休まらなかった。
実際に被害に遭っていなくてもこうなのだから、現実に自分や家族が被害を受けたという人にとっては、本当に恐怖の日々だっただろうと思う。
あれから11年。
裁判はまだ続いている。それも、核心の松本智津夫被告は、何も語っていない。
11年もの時間がたったということより、裁判に決着がつかず、この犯罪の核心がいまだに明らかにならないことに驚く。
裁判はまだ続いている。それも、核心の松本智津夫被告は、何も語っていない。
11年もの時間がたったということより、裁判に決着がつかず、この犯罪の核心がいまだに明らかにならないことに驚く。
「人の心の恐ろしさ」・・・。