豊川から帰宅。
最寄り駅から歩くのがおっくうで、隣駅からタクシーに乗った。
途中、見事な桜の樹が見えた。
その時突然、架空の物語が何故か頭に浮かんだ。
この道を走っている、あるタクシーの運転手。
あまりの美しい桜につい目をやった瞬間、前方注意がおろそかになり、子供をはねて死なせてしまった。
被害者の家庭も、運転手の人生も、めちゃくちゃに暗転。
桜の美しさに罪はあるのか・・・。
震災を知ってか知らずか、いつも通りに咲いている近所の桜を見ながら、豊川まで通夜に出かけ、その帰り、家に向かって走る車から別の桜を見て、そんな物語を連想。
桜の樹の下には死体が埋まっていると言ったのは・・・?
桜、死、罪。