naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

豊川から帰宅。

最寄り駅から歩くのがおっくうで、隣駅からタクシーに乗った。

途中、見事な桜の樹が見えた。

その時突然、架空の物語が何故か頭に浮かんだ。





この道を走っている、あるタクシーの運転手。

あまりの美しい桜につい目をやった瞬間、前方注意がおろそかになり、子供をはねて死なせてしまった。

被害者の家庭も、運転手の人生も、めちゃくちゃに暗転。

桜の美しさに罪はあるのか・・・。





震災を知ってか知らずか、いつも通りに咲いている近所の桜を見ながら、豊川まで通夜に出かけ、その帰り、家に向かって走る車から別の桜を見て、そんな物語を連想。

桜の樹の下には死体が埋まっていると言ったのは・・・?




桜、死、罪。