悲報ではなかった

年が明けて、最初に銀座の山野楽器本店に行ったら、改装工事が行われるという貼り紙がしてあって、衝撃を受けた。
｢悲報｣に接した、と書いた。
　　http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/45262664.html

今日、山野楽器のサイトをたまたま見ていたら、改装のお知らせが載っていたが、よくよく見ると、どうも一部のフロアしか改装工事をやらないような表示になっている。

てっきり、７階だけが仮営業で、他のフロアは全面的に改装で閉鎖されるとばかり思っていたのだが、それは勝手な思い込みだったようだ。

退社後、行ってみた。

店内には、前回はなかった、改装の内容を示す新しい貼り紙がしてあった。
サイトに載っていたものよりももっと詳細な内容だった。
これを見ると、６階は改装の対象ではなく、地下１階から５階までは、やはり改装されるようだ。
ただ、全部のフロアが２ヶ月間、改装で閉まってしまうことはなく、あるフロアの工事をやっている間、そのフロアの商品を７階の仮営業コーナーで販売し、その間は、他のフロアは通常営業というパターンだ。
工事が終わったフロアの営業が始まると、別のフロアの工事が始まるという繰り返しになる。

要するに、今、山野楽器本店で売っている商品が買えなくなる時期はないということなのだ。
私にとって必要なのは、現５階の楽譜、３階のクラシック、１階のＪポップスなのだが、これらももちろん、改装期間中にこれまで通り買うことができる。
休業日は２月に２回、３月に３回と増えるが、それだけだ。

なあんだ。
以前の建て替えの時の記憶があったので、ほんとにてっきり半分閉店状態になるもんだと勝手に思ってしまっていた。

悲報でも何でもなかった。

１月25日から改装に入るというので、24日までには一度、見納めに行って、なじみのフロアの写真を撮ってきて、このブログに載せよう、とまで考えていたのが可笑しい。

それはさておき、今日は、３階のクラシックのフロアで、ショスタコーヴィチのレコードをまとめ買いした。

今、自分のオケで５番のシンフォニーの練習をしている。
実は、私は５番だけは、他オケで弾いたこともあるので、よく知っているのだが、ショスタコーヴィチの他の作品は、ほとんど知らないのだ。

近現代の音楽を聴かない訳ではない。バルトークなどは、古くは高校時代から好きで聴いてきたのだが、ショスタコーヴィチにはそうなじむ機会がないままにきた。食わず嫌いということかもしれない。

せっかく５番を弾くこの機会に、よく知っている５番のレコードばかり聴くよりは、他の作品を色々聴いてみた方が、演奏の参考にはなると思ったわけだ。

このブログにいつもコメントを下さるタコリーナさんは、ショスタコーヴィチがとてもお好きだというので、お勧めの曲を教えていただいた。

ということで、今日は、５番以外のシンフォニーや弦楽四重奏曲をいくつか、ピアノ五重奏曲、ヴィオラ・ソナタ、チェロ・ソナタなどを購入。
これからしばらく、ちょっと集中して聴いてみようと思う。

５階の楽譜売場をのぞいたら、｢ショスタコーヴィチ全作品解説｣という本が目に止まったので、それも買った。

タコリーナさん、どうもありがとう。
教えていただいた、７番、１番、13番のシンフォニー、ヴィオラ・ソナタも買いましたよ。