naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

続・演奏に対する辛口の評価、ご意見について

先の記事には、これまでに27件ものコメント(半分は自分で書いたコメレスですが)がつきました。
このブログでは、過去最多だと思います。
コメントを書き込んで下さった皆さま、ありがとうございました。

コメレスの中に書いてきたことも含めて、ちょっとまとめておきたいと思います。

先の記事では、私が一団員の立場で感じたことを書いたのですが、やはり、「オケという集団として、音楽にどう取り組んでいるか」という問題と切り離せないテーマであり、皆さまからのコメントも、その観点からの話が多かったと思います。

内輪で楽しんでいればいい、ということなのか、お金もとって演奏会をしている以上は、お客さまの期待に応えるレベルアップをめざすべきで、それをどうバランスさせるか。
いただいたコメントの範囲では、考え方の幅は大きくなかったと思います。

ただ、これも多くの方がふれられていますが、アマオケの場合、個々のメンバーの意識の持ち方、考え方、スタンスが色々(千差万別とまではいきませんが)なので、そこが難しく・・・。
要するに、一人一人の生活におけるオケの位置づけ、意味合いと言いますか・・・。

びんちゃんが書いて下さったように、あまり厳しくなりすぎないところで、団としての共通目標みたいなものが打ち出されれば、個々のメンバーの意識もそれに合わせて変わっていくかもしれない、そのへんが一つの結論のように感じています。



個人として、団の中で、この問題について何か意見や提案を出していくことは、当面考えていません。

それは、先の記事の中に書きましたが、先日の演奏会後の打ち上げの席で、団内指揮者やトレーナーの先生からも、このテーマについての問題提起が既にありましたので、これから団の中に何かの気運が少しずつでも高まっていくと期待されるからです。

そして、それに加えて、これもその後別の記事で書きましたが、先日の本番の録画映像、特に自分の音がよく聞こえたロビーコンサートの映像を見て、非常に反省するところがあったので。

凹みましたね。「あんな音出してんのか、俺」

ずいぶん偉そうなこと書いてるけど、まず、自分の演奏をもっとちゃんとしなくちゃ、そう思いました。

思ったのは。
ロビーコンサートであんな音出してる自分。あちゃー(私の音のことです。アンサンブル全体ではないですよ)、と思った時に、だったらお前は、今後ロビーコンサートへの出演は辞退するのか?と言うと、やっぱりそれは嫌だな、と。
次の時には、もっと参加する曲をしぼって、練習量を増やして、もっときちんとした上で出たい、と。
それは、ロビーコンサートで弾くのはやっぱり「楽しい」からです。
そういう楽しみの場は確保していきたい。

自分が楽しむことと、それを聴いて下さる方の満足を、できるだけ近づけたい。
ただ、そこにはすぐには埋まらない距離がある。
でも、やらせてもらっていて、いいだろうか、ということ。

で、思ってみれば、そのことは、ロビーコンサートだけでなくて、本編のオケの演奏に参加するにおいても、まったく同じなわけで、結局、前の記事に書いた問題にやっぱり戻ってしまっていることに気づきました。
そして、自分個人としての答えも見つかったわけではない。
次回も出たいし、その時は今回よりはもっとがんばって、という心構えは疑いなくありますが、お客さまから見てどうなのか、という点でですね。

「団としてどうあるべきか」なんて言ってる場合じゃねえな、と思いました。

いただいたコメントを反復して読みながら、しばらく考えたいと思います。

コメレスの中でふれたのですが、一つ改めて再掲します。

ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)に、エキストラとして毎年呼んでいただいてます。以前、そこの指揮者のN先生(かつて浦安でも長くお世話になった方です)が、ある時の練習で、こうおっしゃいました。
「皆さんは、もちろん楽しむために集まってるんだけど、その楽しさっていうのは、練習の過程で苦しいことをくぐりぬけるからこそ、得られるものなんだよ」

私はこのお話がとても頭に残っています。今後も常に銘記したいと思います。
楽しむことと精進すること。
自分はどの程度やっていけるのか。

早速、市民演奏会のオペラが始まっています。
日頃の練習の場では、「お前出てけ」って、言われることはない(笑)から、とりあえずいつものように練習に通いながら、半年後の本番までの間、あれこれ考えていこうと思います。