18日(火)、会社帰りに銀座山野楽器へ。
さだ(まさし)さんの新作、「Mist」などを買うためだったが、この日、そのさださんのグレープ時代の相方、吉田正美(政美)の復刻アルバムも発売された。実は、こちらが一番のターゲットで、山野楽器に走ったのだった。
しかし、何と言うことだろう。これらのアルバムが、まさかCD復刻されるとは・・・。
だって、吉田さんは、今は会社勤めをしていて、現役の音楽活動はしていない。
また、ソロアーティストとして長く成功をおさめてきているさださんに比べ、正直、これらのアルバムは、発売当時も別に大ヒットした、というものではない。
だって、吉田さんは、今は会社勤めをしていて、現役の音楽活動はしていない。
また、ソロアーティストとして長く成功をおさめてきているさださんに比べ、正直、これらのアルバムは、発売当時も別に大ヒットした、というものではない。
本当に、まさか、という感じだ。
この情報は、mixiで得た。「吉田政美(吉田正美)」というコミュニティを見つけた。9月8日に設置されたばかりのコミュニティで、メンバーは私を含めてまだ6人しかいない。
そこに、彼の2枚のアルバムが復刻されるとの情報が載っていたのだ。
目を疑った。
この情報は、mixiで得た。「吉田政美(吉田正美)」というコミュニティを見つけた。9月8日に設置されたばかりのコミュニティで、メンバーは私を含めてまだ6人しかいない。
そこに、彼の2枚のアルバムが復刻されるとの情報が載っていたのだ。
目を疑った。
そして発売日の18日、山野楽器に行った訳だが、実際、店頭に並んでいるのか、半信半疑だった。
しかし、五十音順の「よ」のところを見たら・・・ありましたっ!
両方とも6枚くらいずつあった。
驚喜して買い求めて帰ったのだった。
しかし、五十音順の「よ」のところを見たら・・・ありましたっ!
両方とも6枚くらいずつあった。
驚喜して買い求めて帰ったのだった。
今回の復刻は、音楽ライターの金澤寿和という人が監修する「LightMellow'sChoice」というシリーズの一環としてで、このシリーズは、70~80年代の隠れた名盤の発掘・再発売などをしているのだそうだ。
金澤さんという方は寡聞にして存じ上げなかったが、よくぞこれらのアルバムに着眼して下さった。
ありがとう!
金澤さんという方は寡聞にして存じ上げなかったが、よくぞこれらのアルバムに着眼して下さった。
ありがとう!
紙ジャケット仕様で、歌詞カードも当時のまま。
茶坊主のアルバムは、学生時代に聴きまくったもので、特に懐かしい。
茶坊主というバンド名は、解散前にグレープが「セイ!ヤング」をやっていた時、番組の中で「茶柱音頭」というのが自然発生的に生まれて盛り上がり、さださんが「解散後に吉田がバンドを作るなら、「吉田正美と茶坊主」でどうだ」と冗談に言っていたのが発端(さださんでなく、リスナーのハガキだったかな)。本当にその名前をつけたんだ、とびっくりしたものだ。
茶坊主というバンド名は、解散前にグレープが「セイ!ヤング」をやっていた時、番組の中で「茶柱音頭」というのが自然発生的に生まれて盛り上がり、さださんが「解散後に吉田がバンドを作るなら、「吉田正美と茶坊主」でどうだ」と冗談に言っていたのが発端(さださんでなく、リスナーのハガキだったかな)。本当にその名前をつけたんだ、とびっくりしたものだ。
76年の4月、グレープが解散し、大学3年の私は悲嘆に暮れていた。
※新聞のテレビ欄の「クレープ」という字をグレープと誤認した過去記事
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/49313852
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/49313852
しかし、結果として、同じ年の秋に、さださんも吉田さんも、ソロ活動の第1作アルバムをリリースしたのだった。
今から思うと、アルバム制作期間を考えれば、解散後結構早く準備に着手していたことになる。さださんが慢性肝炎とアレルギー性鼻炎の療養に専念するのが、解散の理由に挙げられていたのだが・・・。
11月25日にさださんが「帰去来」、12月(購入日からするとたぶん21日)に吉田さんが「Tree of Life」を発表。
私はいずれも国立の「アポロ」で買った。
今から思うと、アルバム制作期間を考えれば、解散後結構早く準備に着手していたことになる。さださんが慢性肝炎とアレルギー性鼻炎の療養に専念するのが、解散の理由に挙げられていたのだが・・・。
11月25日にさださんが「帰去来」、12月(購入日からするとたぶん21日)に吉田さんが「Tree of Life」を発表。
私はいずれも国立の「アポロ」で買った。
さて、今回の復刻盤、早速、ウォークマンに取り込んで、通勤の際に聴いた。
家でアナログ盤をまわすということは、絶えて久しいので、たぶんこれらのアルバムを聴くのは、独身時代以来、20年以上ぶりのことだろう。
家でアナログ盤をまわすということは、絶えて久しいので、たぶんこれらのアルバムを聴くのは、独身時代以来、20年以上ぶりのことだろう。
しかし、聴きまくったアルバムというのは、私の中にしみこんでいるのだと改めて思わされた。
最初の曲の最初の音を聴いた瞬間に、ああ、そうだ、こういうアルバムだった、とすべて思い出した感覚があった。
最初の曲の最初の音を聴いた瞬間に、ああ、そうだ、こういうアルバムだった、とすべて思い出した感覚があった。
決して古めかしい感じはない。今の時代にも通用する音楽だと思った。
菊池まみのヴォーカルは、今聴いても本当に魅力的だ。
尚、さださんも、ヴァイオリンやコーラスで参加している。クラフトもコーラスで参加。
デビューしたばかりの矢野顕子が作品を提供し、コーラスで参加している。「カラランカラタケ知っている」という曲だが、これは、矢野顕子本人は、「カタルンカララン」という曲名で、78年発表のアルバム「ト・キ・メ・キ」に収録している。今回封入されていた解説で初めて知ったが、菊池まみと矢野顕子は大学の同級生だったそうだ。
菊池まみのヴォーカルは、今聴いても本当に魅力的だ。
尚、さださんも、ヴァイオリンやコーラスで参加している。クラフトもコーラスで参加。
デビューしたばかりの矢野顕子が作品を提供し、コーラスで参加している。「カラランカラタケ知っている」という曲だが、これは、矢野顕子本人は、「カタルンカララン」という曲名で、78年発表のアルバム「ト・キ・メ・キ」に収録している。今回封入されていた解説で初めて知ったが、菊池まみと矢野顕子は大学の同級生だったそうだ。
音楽のテイストは前作とはやや異なり、リゾート系の良質なAORという感じになっている。
正直、このアルバムは前作ほどにたびたび聴いた訳ではないが、今回改めて聴いて、やはり懐かしかった。
このアルバムは、参加アーティストがすごくて、後藤次利、高水健司、矢野顕子、林立夫、村上秀一、斉藤ノブ、浜口茂外也といった、錚々たる顔ぶれである。
さださんは本作には参加していない。
正直、このアルバムは前作ほどにたびたび聴いた訳ではないが、今回改めて聴いて、やはり懐かしかった。
このアルバムは、参加アーティストがすごくて、後藤次利、高水健司、矢野顕子、林立夫、村上秀一、斉藤ノブ、浜口茂外也といった、錚々たる顔ぶれである。
さださんは本作には参加していない。
吉田さんは、会社勤めのかたわら、さださんのステージに時々参加して、グレープとしての演奏を聴かせてくれる。
最近出たさださんのライブDVD「母を讃えるコンサート」でも、グレープを見ることができる。MCの中で、さださんが、「吉田、お前いつ定年になるんだよ。定年になったら、また一緒にやろう」というようなことを話していた。
バンド、グループの解散の仕方はそれぞれだが、グレープの場合は、解散して30年余り、こうして時にライブで復活し、一度だけだがアルバムも出し、という関係が続いている。
本当に吉田さんの定年後(あと5、6年か?)にグレープが本格復活したら、と考えると、何だか楽しい。
最近出たさださんのライブDVD「母を讃えるコンサート」でも、グレープを見ることができる。MCの中で、さださんが、「吉田、お前いつ定年になるんだよ。定年になったら、また一緒にやろう」というようなことを話していた。
バンド、グループの解散の仕方はそれぞれだが、グレープの場合は、解散して30年余り、こうして時にライブで復活し、一度だけだがアルバムも出し、という関係が続いている。
本当に吉田さんの定年後(あと5、6年か?)にグレープが本格復活したら、と考えると、何だか楽しい。