naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

これじゃ相撲じゃねえか

ゆうべの、WBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助亀田大毅の試合、早めに家に帰ったんで、見てました。

競馬は、GⅠレースに限ってテレビで見る私。
ボクシングも、時間が合えば、世界タイトルマッチに限っては見ることが多いです。

でも・・・。

こんなボクシング、初めて見たな。

だって、「相撲じゃないんだし」みたいな試合だったよねえ。もしくは「レスリング?」みたいな。

試合後半に、お互い疲れてきて、クリンチ合戦になることは、よくある。
そのクリンチをふりほどこうとして、相撲でいうすくい投げみたいになるのも見たことはある。

でも、昨日の亀田は、明らかに最初からそういう動作をしかけていってた。

途中で発表されたポイントでは大差がついていたのだから、それを知っている大毅が起死回生の勝利をねらうとしたら、あくまでボクシングの殴り合いの中で、逆転のパンチを打ち込むしかなかったはず。
しかし、あれでは、逆転KOも望めないし、まして採点に有利になるわけもない。

ただただ、劣勢にまわったあせりや、いらいらを何でもいいからぶつけた、っていうだけのことだ。

1ラウンドで3点の減点も異例らしいし、場合によっては失格になってもおかしくなかった行為とのこと。

若い、と言ってしまえばそれまでだが、父親のトレーナー、史郎氏や、兄の興毅がついていたわけだし、この試合ぶりでは、亀田一家全体への評価が問われるところだ。

亀田一家みたいな、ツッパリ連中には、バッシングされながらも、決して負けないという強さを見せてもらわなければ困る。
変にヘコまず、しおらしくならずにツッパっててほしいな。
大毅の次戦に注目したい。