あ、またやっちゃったよ、と思いながら観ていた。
例によって、内館委員は、さんざんな言い方をしていた一方、委員の中には、擁護の意見もあったらしい。
だから、勝負の結果については、個人的には残念だったが、朝青龍のガッツポーズについては、今回も、どちらかと言えば擁護の立場だ。
問題になっている、勝負の後、立ち上がって土俵を下りる時のバンザイポーズ自体は、私も積極的に認める気持ちにはなれないが、私が言いたいのは、その前だ。
だから、その後のバンザイについても、もう、気持ちを抑えきれずに出てしまったんだろう、と、消極的にではあるが、容認できる。
稽古不足、粗暴な勝負の決め方等、今場所の朝青龍に対して、あれこれ言いたいことがあるのは、私も同じなのだが、あの瞬間に限って言えば、勝負に賭けた男の心情が、強く伝わってきた。
これは、実際に戦った者でなければわからないものがあるのではないか。
それを、いかに横綱審議委員と言えども、実際に相撲をとったことがない者が、あれこれ言っていいのか。
真剣勝負をしたのは、両力士だ。それに敬意を払い、尊ぶ気持ちは、絶対に必要だと思う。
あの決定戦の相撲自体は、とてもいい相撲だったではないか。そう思わないのか?
真剣勝負をしたのは、両力士だ。それに敬意を払い、尊ぶ気持ちは、絶対に必要だと思う。
あの決定戦の相撲自体は、とてもいい相撲だったではないか。そう思わないのか?
横審に対しては、このくらいにしておくが、この件を伝える報道の見出しに、「再犯」という言葉が目についたことは、いささか捨て置けない気がする。
同じことを前にやって、たたかれたのに、またやった、と言いたいのだろうが、「再犯」はないだろう。
これも、横綱に対して、いや、それを別にしても、長く歴史に残るであろう名勝負を見せてくれた力士に対して、失礼きわまりないことではないか。
マスコミとして、そういう報道姿勢でいいのか?
あの2番の相撲から、何も感じることができなかった、と言っているに等しい。
感じていたら、「再犯」などと言う言葉を使うことははばかられたはずだ。
感じていたら、「再犯」などと言う言葉を使うことははばかられたはずだ。
※関連の過去記事
朝青龍のガッツポーズは何故問題にされたのか
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/58248559.html
朝青龍のガッツポーズ批判再考
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/58281954.html
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