naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ヴォカリーズ

いよいよ大みそか

今日は朝から千葉そごうに出かけた。
今日のそごうは、他のフロアに先がけて、地下の食料品売場が9時にオープンする。

今日、そして正月に食べるものを買うために、開店に合わせて出かけたのだ。

行ってみると、9時オープンをみんなよく知ってるんだねえ、既に大変な人出。

通勤電車のように、人ともみあいながら、精肉売場、刺身売場、酒屋などを歩いて買物をした。

ところで、買物が一段落して、ふと気がついたら、店内に、何かものがなしい音楽が流れているのであった。

ラフマニノフの「ヴォカリーズ」だった。

あのせつないメロディーが、大みそかの、殺気だった人でごったがえすデパートの朝には、いかにも似つかわしくなくて、笑ってしまった。

だって、こんなのしみじみ聴いてたらさ、
  「俺って、こんなところで調子に乗って買物なんかしてていいんだろうか」
とか、
  「今年も、いいことは何にもなかったよなあ」
とか、意気消沈しちゃうじゃない、ねえ。

「ヴォカリーズ」の後、今度は、ボロディンの「夜想曲」。

どうも、ロシアの作曲家のヒーリング系の音楽を集めた音源らしい。

やっぱり、どうせ流すなら、こういうシチュエーションでは、「軍艦マーチ」とは言わないけど、「ウイリアム・テル」序曲とか、「軽騎兵」序曲とか、そういう選曲にした方がいいよね。

と思いながらそごうを後にしたのだった。



ところで、イクスピアリ「第九」本番の今日。
外を歩いていて、やっぱり昨日よりはずいぶん寒いような気がする。
天気は快晴。しかし、風は昨日の午前中と同じようにかなり強い。
現時点で本番まで7時間を切っているが、さて、その時、どうなっているのか・・・。