naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

リピートが好き

人によって好きずきだと思うが、私は、提示部のリピートをする演奏が好きだ。

レコードや、演奏会で聴いていて、リピートせずに先に行ってしまうと、物足りない思いがする。
「ケチ~!」(笑)と思ってしまう。

エロイカ」の1楽章。
「運命」の1楽章、4楽章。
「田園」の1楽章。
ベト7の1楽章、4楽章。
「未完成」の1楽章。
幻想交響曲の1楽章、4楽章。
ブラ1の1楽章。
ブラ2の1楽章。
「新世界」の1楽章。
マーラー1番の1楽章。

全部リピートしてほしい。

やっぱり、リピートしてもらった方が、「お得」な感じがするからかな(笑)。

先に行かれてしまうと、「1カッコ」が聴けないし。

宇野功芳氏は、リピートする演奏がお嫌いなようで、私とは残念ながら意見が合わない。
しかし、氏の嫌うカラヤンが、リピートしたがらない「ケチ」であるのは面白いことだ。

カラヤンの場合、「田園」の1楽章をリピートしないのはおろか、3楽章では、本来A-B-A-B-Aのところ、はしょってA-B-Aで4楽章に行っちゃうんだから、徹底している。

宇野先生、あなただったら、この点は、批評でほめるべきだと思うんだが・・・。

(余談だが、今日、久しぶりにそのカラヤンの62年録音の「運命」を聴いて、こんなにすばらしい演奏だったか、と改めてびっくりしてしまった)

浦安の弦トレーナー、N響のY先生のサイトを拝見していたら、先日の定期演奏会で、モーツァルトの「プラハ」を演奏した時、リピートを全部やって、3楽章しかないシンフォニーが40分くらいかかったと書かれていた。
今日、レヴァインウィーン・フィルの「プラハ」を聴いた。この演奏も、すべてのリピートを実行している。
各楽章の前半のリピートはいいが、1楽章と3楽章の後半のリピートまでやると、確かに長い気はする。

個人的な感覚だと、提示部を繰り返して冒頭に戻るのはいいけど、後半のリピートというのは、終わるぞ、という気分になっていた音楽が、また途中に戻る感覚が、ちょっと具合が悪い。
予めわかって聴いているならいいのだが・・・。

ということで、私としては、「提示部リピート」派である。

自分で演奏する時も、リピートする方がいいな。
浦安で今回演奏する、ベト8とブラ2の1楽章。どうやらリピートするらしい(嬉)。