naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

津田沼ユニバーサル交響楽団第16回定期演奏会本番終了

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   画像は演奏会プログラムから
   写真は舞台袖


今日23日(水)は、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)の本番。

バスで稲毛まで出て、黄色い電車に乗って船橋まで。そして、船橋市民文化ホールへ。
ユニ響の本番は、毎回ここだ。

団員の皆さんはステージのセッティング。
その間、ホールの外に出て、さらう。

合間に1階のトイレに行ったのだが、うっかり間違えて、女子トイレの方に入っちゃった(汗)。
洗面台のところに、人(もちろん女性)が一人いた。もちろんユニ響の人だろうけど、誰だかわからなかった。
顔、見られたかな・・・。誰だったんだろう?
ごめんなさい・・・。何も見てませんから、見てませんから。

10時からステリハ。

曲順に。

真夏の夜の夢」のスケルツォは、昨日のGPよりもまた更にテンポアップした。
だめだ、弾けね~(汗)。

真夏の夜の夢」の夜想曲と、シベ2の4楽章、それからアンコールは、「本番にとっとく」と、野宮先生。
「え~?」という声も一部あったが、ほどよい緊張感があった方がいいから、とお楽しみは本番まで。

ステリハ終了後、しばらくステージでさらう。
とにかく、スケルツォは、少しでも弾けるようにならなくちゃ。

しばらくさらった後、団支給の弁当をいただく。

ユニ響の演奏会の時は、いつも家で黒を着て出てくるので、着替えは不要。蝶タイをつけるだけで、身支度は完了だ。

再びステージに戻って、さらう。

今回の曲の中で、特に難儀なのは、スケルツォと、シベ2の1楽章。シベ2は、過去経験があるとは言え、今回の本番に向けては弾き込みが足りない。
もういくらも時間がないが、よりよいフィンガリングやポジションがないか検討。
あと、ステリハでやらなかった曲も、音符を確認。

開場が近づき、撤収の声がかかる13:15ぎりぎりまでさらった。

偉い!・・・ということはない。
こんな土壇場でさらうんじゃなくて、もっと前から練習しとかなきゃいけないのだ。
すみません・・・。

開場が早まったようで、早くもお客さまが入って来られた。

開演を待つ。

津田沼ユニバーサル交響楽団第16回定期演奏会

    日 時 09年9月23日(水・祝) 14:00開演
    会 場 船橋市民文化ホール
    曲 目 ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」序曲
         メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」より
            序曲
            スケルツォ
            間奏曲
            夜想曲
            結婚行進曲
         シベリウス 交響曲第2番ニ長調
         [アンコール]シベリウス アンダンテ・フェスティーヴォ
    指 揮 野宮 敏明

開演までの1ベル、本ベルが、何か変わった音楽だった。
袖で聴いていた楽員たちにも、反応があった。「何これ? ディズニーみたいだね」、「駅のホームで聴くみたいな」。
racekさんの仕掛けでした。
ご本人から、休憩の時に教えてもらったところでは、新宿駅の発着メロディ。
そう言われてみると、確かにそんな感じだ。新宿駅、あんまり行かないからわからないけど。
racekさんによると、総武線京葉線では、すぐわかってしまうので、遠いところのを持ってきたそうです。
これ、シリーズになるんじゃ?

前半。
さらった甲斐があったところ、結構多数。
やっぱりムリだったところも。色々だった。まあ、本番にはよくあることだ。

でも、スケルツォは、自分なりには上出来!
直前追い込みが効いた、と思う。

夜想曲。いい曲だねえ・・・。
ステリハでやらなかったから、この日初めてだったし、しみた・・・。

さて、休憩の後は、シベ2に全力投球するだけだ。

で、全力投球、できました。
オケとしては、4楽章のFからG、チェロだけになったところで、パート内のテンポがばらつき、危なかったが、トップのMさんがよくひっぱって立て直された。
この場所、9年前に浦安オケでやった時も、曲が止まりそうになったのを思い出した。
でも、それ以外は、オケも力演。曲締めの部分は、いつものユニ響の底力。

カーテンコールで、野宮先生、個々の奏者を立たせることをされなかったけど、今回、木管の皆さんには大拍手。
特に、これだけの曲目を、二人でこなしたオーボエの女性たち。それから、フルートのIさん、すばらしかったです。ほんとに、涙が出てきましたよ。

アンコールは、シベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」。
弦だけの曲(最後の最後にティンパニが加わる)だが、これだけ吹いてきた後だと、管からも不満はなかったということか?(笑)

これはしかし、センスある選曲だと思う。
個人的にも好きな曲だ。

前にも書いたが、練習の時に、野宮先生が、「厳しい音楽」として演奏してくれ、と言われたのは、私がこの曲に持っていたイメージと違っていた。もっと穏やかなしみじみとした音楽のつもりでとらえていたので。

昨日のGPでも、「凍った地面を踏みしめて歩くような感じで」と言われた。
最初から最後まで、緊張をゆるめず、力を抜かずに弾ききるように、と。

そんな演奏ができたと思う。

ホールの空気を、鋭く、冷ややかな音で満たせたのではないか。

ということで、無事、本番終了。

ロビーに出ると、浦安オケのH団長夫妻がおられたので、少し話してから、会場を後にした。

いつも通り、船橋から稲毛まで行って、バスで帰ろうかと思ったが、ふと思いついた。
京成で帰ればいいじゃないか。
京成船橋駅の方がJRの船橋より近いし、いつも練習で通った谷津(やつ)を通過する。
京成津田沼で千葉方面の電車に乗り換えて帰った。
駅を下りて、谷津での練習の帰りにいつも歩く道を家に向かって歩きながら、今年も、ユニ響の本番が終わったんだなあ、という感慨にひたった。

今回のユニ響のお手伝いを振り返ると、二つ。

まず、練習参加が例年より少なかった。
ガーデンアンサンブル(ご近所アンサンブル)の演奏会本番が、8月、9月の2回あって、それに向けての練習が、土曜日に何回か設定され、ユニ響の練習と両立することができなかった。
今日、本番前に、じたばたとさらったのも、やはり、曲へのなじみ度合い(「フィデリオ」以外は経験があるとは言え)に問題があったからで、お呼びいただいたユニ響の皆さんには、例年以上のご迷惑をおかけしてしまった。
ガーデンアンサンブルの演奏会の日程は前から決まっていたもので、ユニ響のエキストラをお受けするにあたっての見通しが、やはり甘かった。

それから、昨年に引き続きプルトを組ませていただいた、Iさんのこと。
とてもよく弾かれる方なので、演奏会を通して、「Iさんに添って弾く」ことを終始心がけた。
脇でしばしば弾き間違う私の存在は、Iさんにはご迷惑だったと思うが、添って弾こうとする努力の気持ちは、多少伝わっただろうか・・・?
パート全体という以前に、プルトの二人が合わせる努力をすることは、大切だと思っているのだが、こちらからのにじり寄り(笑)という関係ではあったものの、私としては、上手な方に合わせて弾く努力の時間は、大きな勉強になった。得るところがたくさんあった。

いつも、大小の反省を残して終わるユニ響のお手伝いだが、特に今回はそれが大きかった。
演奏を楽しめた、という面も少なかった。

また、このような機会が与えられるなら、今回の反省を踏まえて、あれこれ考え直したい。
団員ではないんだからね。エキストラとして果たすべき義務がある。

※本番往復に聴いた音楽
    シベリウス 交響曲第2番
       バーンスタインニューヨーク・フィル
       コリン・デイヴィス=ロンドン響(94年録音RCA盤)
    ハイドン ロンドン
       シューリヒト=フランス国立放送管(55年録音)