naokichiオムニバス

69歳、公務員、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

7月場所はや4日目終了

毎日、会社から帰って夕食をとりながら、18時半から録画したダイジェスト放送を観ているが、あ~、味気ないねえ。
夕食を食べ終えない内に、結びの一番まで終わっちゃうんだもんねえ(笑)。

まあ、NHKを責めるべき筋合いではないんだろう、という気持ちにはなってきた。
悪いのは、一部の者とは言え、当の力士、親方などなんだから。

NHKの放送スタッフも忸怩たる思いだろうな。
あのダイジェスト放送しか制作できない、つまり存分に仕事ができないって、本当にせつなくつらいことだろう。

北の富士さんや舞の海さんはどうしてるんだろうか。
場所前から名古屋入りして取材していただろうに。
(下世話な話だが、NHK専属解説者としての彼らのギャラは、今場所はどうなるんだろう)

さて、そんな、「あっという間の毎日」。
もう4日目まで終わっちゃった。

白鵬は、ここまでのところまず万全だ。3日目、朝赤龍の変化にまったくあわてるところがなかったのを観て、連勝記録へのプレッシャーは感じていないようだと思った。
今場所のこの異様な状況にあって、横綱の責任を痛感しているのだろうが、それが幸いしているのかもしれない。
今日で36連勝。これまでの平成の連勝記録、朝青龍の35連勝を抜いて、双葉山生涯2位の連勝記録に並んだ。
今の落ち着きが続くなら、まだまだ勝ち続けそうだ。大鵬千代の富士もなし得なかった、3場所連続の全勝優勝の可能性はどうだろうか。
14日目で大鵬の45連勝を抜く計算になるが、場所前に娘婿の不祥事という辛い思いをした元大鵬親方が、さらにその場所で自分の記録を破られるのでは、ちょっと気の毒な感じもする。

琴欧洲が、ここまで非常にいい。今場所は手順がいいという感じがする。どこまでこの調子が続くだろうか。
今日、苦手の安美錦を退けたことで、さらに波に乗れればいいが。

日馬富士把瑠都。二人とも、何か「ただの人」になってしまったなあ、という相撲だ。
日馬富士はまだ膝が本調子でないのかもしれないが、それにしても、大関に上がる前の、身体の中からわき上がる力が見えるようなところがまったくない。
把瑠都にしても、今場所は、大関昇進までの相撲とはまったく別人。漫然と適当に相撲をとっているように見える。一体どうしてしまったのだろう。今日も勝った後に首をかしげていたが、そのこと自体、大関としては厳しさに欠ける。

魁皇は上出来な方。勝つ相撲の大方がはたく内容であるのは、今場所も同様。
福岡までもつだろうか、という気がするが、琴光喜が解雇され、横綱大関陣で唯一の日本人力士であることは事実。これまで書いてきたこととまったく反対の言い方になるが、一場所でも長くとってほしい気にもなる。

個人的な評価を別にすれば、その日本人大関の後継者としては稀勢の里への期待が大きいのは事実だが、今場所、離れた相撲を心がけて、なかなか内容がいいと思っていたのに、栃ノ心に敗れた昨日の相撲には落胆した。とりこぼしはこれだけにして、白鵬琴欧洲を追いかけてくれれば盛り上がるだろうが・・・。

栃煌山が一皮剥けてきたと思ったが、今日の魁皇戦にはがっかりした。足が前に出なかった。今の魁皇にあんな相撲しかとれないのではだめだ。

平幕では、先場所あたりちょっと力が落ちたかと思わせた旭天鵬がいい内容。
個人的にひいきの鶴竜豊真将が4連勝なのも嬉しい。特に鶴竜の内容がいい。

阿武松部屋の力士は、4日目は誰か勝っただろうか。
嘉風垣添の相撲ぶりも、気の毒になる。

それにしても、豪栄道豊ノ島豊響がいないのは、やっぱりさみしいという他はない。純粋に相撲を観る立場からは、来場所の復帰を望むが、それがいいかどうかは、慎重に吟味されるべきだろう。

後半戦、白鵬の連勝記録が世間の耳目を集めてきたら、相撲史に残る事態だし、NHKも放映を始めたりは・・・しないだろうな。