※「音楽断章」ノートから。オフコースの2枚組アルバム、「ライブ」を初めて聴いた時の記述。
まさに垂涎の思い、どれだけこのレコードの出るのを待ったことか。
オフコース「ライブ」入手(発売日5/5の前日4日は日よう日。その
前日3日は祝日ということで今日)。
これほど楽しみにしていたレコードもちかごろなかった。
ライブが出るかもというニュースは、10月ごろFM誌増刊でさいしょ
にみた。
オフコース「ライブ」入手(発売日5/5の前日4日は日よう日。その
前日3日は祝日ということで今日)。
これほど楽しみにしていたレコードもちかごろなかった。
ライブが出るかもというニュースは、10月ごろFM誌増刊でさいしょ
にみた。
ビールのみつつきくが大感動。あのコンサートが彷彿としてくる。
写真集もついているし、愛聴盤となることは必至。
写真集もついているし、愛聴盤となることは必至。
「さよなら」で、1/30の聴衆は、音のきえるまで拍手しなかった。
感心したものだが、このレコードはそうでないのがやや残念。
感心したものだが、このレコードはそうでないのがやや残念。
演奏の出来はなかなかよい。「老人のつぶやき」とか「さわやかな朝を
迎えるために」(これは私の行った8/4の田コロのもの!)など、か
なりちがったアレンジになっているもの、「思いのままに」「愛を止め
ないで」のように、ステージ用のアレンジになっているものがきける
のがうれしい。※
「さよなら」「風に吹かれて」はシングルでしかないのでこれも歓迎。
「のがすなチャンスを」のドラムソロは、FMのテープとちがい、短
めであったのが意外。それとステージでは清水さんのベースのソロ
もたしかあったはず。
それにしても、このいみで(※)、プラスオフコースの代表曲である
「眠れぬ夜」「秋の気配」が入っていないのは、ほんとうに何度惜しん
でも余りある。投書しようかしら。
「眠れぬ夜」が宣伝ポスターになかったのを4/11にみたときのシ
ョックは忘れん。そのときは半信半疑だったがレコードマンスリー
でみてあきらめた。
迎えるために」(これは私の行った8/4の田コロのもの!)など、か
なりちがったアレンジになっているもの、「思いのままに」「愛を止め
ないで」のように、ステージ用のアレンジになっているものがきける
のがうれしい。※
「さよなら」「風に吹かれて」はシングルでしかないのでこれも歓迎。
「のがすなチャンスを」のドラムソロは、FMのテープとちがい、短
めであったのが意外。それとステージでは清水さんのベースのソロ
もたしかあったはず。
それにしても、このいみで(※)、プラスオフコースの代表曲である
「眠れぬ夜」「秋の気配」が入っていないのは、ほんとうに何度惜しん
でも余りある。投書しようかしら。
「眠れぬ夜」が宣伝ポスターになかったのを4/11にみたときのシ
ョックは忘れん。そのときは半信半疑だったがレコードマンスリー
でみてあきらめた。
2枚で90分であるが、アリスの RUN FOREVER くらい
全体の時間がもう少し長かったら、あと5曲くらい入るだろう。
1/30のプログラムからいうと「その時はじめて」「潮の香り」「愛
あるところへ」もほしかった。
オフコースの場合、アリスのように、いくつもライヴ盤をつくると
思えぬだけにとくに残念。
全体の時間がもう少し長かったら、あと5曲くらい入るだろう。
1/30のプログラムからいうと「その時はじめて」「潮の香り」「愛
あるところへ」もほしかった。
オフコースの場合、アリスのように、いくつもライヴ盤をつくると
思えぬだけにとくに残念。
前年の10月に、「Three and Two」がリリースされ、それをベースにしたツアーが行われた。
「あのコンサート」「1/30」と書いているのは、そのツアーの一環で、新宿の厚生年金会館で行われたライブのことだ。
そのツアー他、それまでのライブ音源を編集して制作されたのが、この2枚組。もちろんLPレコードでのリリースだったが、4,000円。
上の文章は、購入して独身寮に帰宅し、部屋で即聴いた時の試聴記。
冒頭で予想したように、今に至るまで愛聴し続けているアルバムだ。
このアルバムを買って、会社で見せたら、その中の一人が、ジャケットを見て、「何? 「ラブワン」って」と天然なことを言ったので、みんなで笑ったのをおぼえている。
選曲について色々文句をつけているが、中でも「眠れぬ夜」が収録されなかったことのショックは、文中にある通りであり、今でもそのことへの思いはありありと思い出す。
ところが、会社の近くのレコード店の店頭に、このアルバムの告知ポスター(確か5人のメンバーが黒のタキシードを着て写っていた)がはりだされ、そこに収録曲も記載されていたのだが、その肝心の「眠れぬ夜」が載っていない。
目を疑い、まさしく半信半疑、本当に入らぬはずはない、と思っていたのだが、結局収録されなかった(「レコードマンスリー」とあるのは、当時レコード店のレジのところに積まれていた、無料の月刊情報誌)。
この時に予想した通り、毎年のようにライブ盤をリリースしていたアリスと違い、オフコースは、その後、ライブアルバムを出さなかった。
ライブビデオは、例の82年6月30日の武道館のものと、4人になってからの87年のツアー、「as close as possible」のものが出ているが、それだけだし、レコード、CDの形では、この「ライブ」が最後。
そして、2種のライブビデオにも、「眠れぬ夜」は収録されていない。
特に武道館では、当然の定番曲として、実際に演奏されただけに、それが、ライブアルバムと同様にオミットされたのは何故なのか、これもリリース当時は不思議に思ったものだ。
(「愛を止めないで」の歌詞の中に「「眠れぬ夜」はもういらない」という一句がある。何かそういう意図があってのことかと、いぶかったものだ)
特に武道館では、当然の定番曲として、実際に演奏されただけに、それが、ライブアルバムと同様にオミットされたのは何故なのか、これもリリース当時は不思議に思ったものだ。
(「愛を止めないで」の歌詞の中に「「眠れぬ夜」はもういらない」という一句がある。何かそういう意図があってのことかと、いぶかったものだ)
要するに、5人のバンドでのオフコースの、ライブの真骨頂の一つであった「眠れぬ夜」は、公式音源、映像としては一切残っていないということになる。
また、ソロに転じてからの小田(和正)さんは、初期にはこの曲を歌っていた記憶があるが、今ではまったく歌わない。
今の小田ファンで、「眠れぬ夜」を知らない、アルバム「ワインの匂い」でのアレンジとはまったく異なる、あのライブでの「眠れぬ夜」を知らない、という人は相当数いるのだろうと思う。
単一の曲の話が長くなってしまった。
商品として、長く残ってもらいたいと願う。