naokichiオムニバス

65歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

初めて聴いた小田さんの声は

先月買った(買ってしまった)、オフコースのコンプリート・シングル・コレクションを、昨23日(日)、PCに取り込んだ。

 

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「群衆の中へ」から「夏の別れ」まで、36枚のシングル、AB面全72曲を、リリース順にプレイリスト化してウォークマンに転送し、けさの通勤時から聴いている。

 

私がオフコースに出会ったのは、大学卒業間近の頃。1978年2月15日に、アルバム「JUNKTION」を買ったのが最初である。歌詞カードを見たら、小田和正という人と鈴木康博という人が曲を書いているのがわかったが、2人の男性の写真が載っていたが、どちらが小田でどちらが鈴木か、キャプションがないので不明、という状況だった。

 

以後、オフコースを好んで聴くことはなく、次にアルバムを買ったのは1年後の1979年3月のことだった。「SONG IS LOVE」である。ただ、このアルバムは、聴いてみて特に魅力を感じず、「これ、買わなくてもよかったな」と思ったのを覚えている。

 

大きな転機は、会社の仲間内の回覧でまわってきた、労音の催し物案内だった。田園コロシアムオフコースが公演をすると載っており、申し込んでチケットを買って聴きに行った。

 

時に24歳、就職2年目だった。

 

1979年8月4日(土)のことだった。4日、5日(日)と2日間行われた公演の初日。田園コロシアムだから野外コンサートだったが、雨だった。

 

このライブで、当時ロック色を強めていたオフコースのパフォーマンスに、それまでのイメージが一新され、今日に至るオフコースファン、小田ファンへの40年以上の道のりが始まったのだった。

 

オフコースのシングル盤で、一番最初に買ったのは、「風に吹かれて」。1979年7月18日に、秋葉原石丸電気で買った。半月後にライブに行くので、予習にと買ったものだった。この時は、アルバム「FAIRWAY」も買っている。

 

田園コロシアムを境に、オフコースの音楽を知りたくなり、アルバムやシングルを次々買い求めた。ライブ翌日の8月5日に、アルバム「ワインの匂い」とシングル「愛を止めないで」を買っているが、この日は日曜日。前夜のライブの余韻さめやらぬ中、独身寮の近くのレコード店に走ったのだったろう。

 

コンプリート・シングルを順番に聴いていくと、経過からすれば当然だが、その「愛を止めないで」、「風に吹かれて」あたりから、自分の思いが濃くなる。その前のシングル曲は、つまり後付けで知ったものばかりなので、リアルタイム感があるのは、「さよなら」から後ということになる。

 

以後は、曲ごとに、この曲の時は何歳で、どこの部署に勤務していて、などの会社での記憶とともに、それぞれの時期に聴いたアルバムやライブのことを色々思い出す。

 

今日は、24枚目の「YES-YES-YES」までを聴いた。ちょうど、5人のオフコースの時代のラストシングルだ。明日は、4人時代となる。

 

アルバムからのシングルカット曲は、CDにもなっているので、今でも聴いているが、シングルでないと聴けない曲もいくつかある。「こころは気紛れ」のシングル・ヴァージョンや、「この海に誓って」などは、かつてアナログのシングル盤で聴いて以来だから、たぶん三十数年ぶりに耳にした。

 

ところで、今日聴いた24枚のシングル、小田、鈴木の2人になった4枚目の「僕の贈りもの」からは、A面小田作品、B面鈴木作品というカップリングがほとんどだ。

 

鈴木さんのB面曲もいいなあ、やっぱり小田、鈴木のコンビネーションはすばらしい、と思いながら、12枚目の「ロンド」に至った。このシングルは、鈴木作品が唯一A面になったものだ。B面は小田さんの「思い出を盗んで」。

 

それまで、小田、鈴木、小田、鈴木、と繰り返されてきた順番が、ここで、鈴木、鈴木、小田、と逆になる。

 

「ロンド」の後の「B面曲としての小田作品」を久しぶりに聴いて、そう言えば、自分はこの曲で小田さんの声を知ったんだった、と思い至った。

 

前記の通り、「オフコースの音楽」を初めて聴いたのは、大学4年、卒業間際の時期の「JUNKTION」だった。このアルバムの1曲目は、鈴木さんの作品、「INVITATION」、2曲目が小田さんの「思い出を盗んで」と進行する。

 

アルバムに針を落として、最初に聴いた小田さんのヴォーカルは、「思い出を盗んで」だったことになる。

(もしかすると、それ以前にラジオで、オフコースの音楽が流れてくるのを聴いていたかもしれないが、レコードをかけて意識的に聴いたという意味ではこの時だ。また、1曲目の「INVITATION」の前には、前作「SONG IS LOVE」のエンディングから続く幻想的なイントロがあり、小田さんと鈴木さんが交互に歌う、つぶやくような短いヴォーカルが入っている。今改めて聴くと、この歌い出しは小田さん、その後に鈴木さんが歌っているので、厳密には、これが一番最初に聴いた小田和正の声なのだが、それよりも、1曲フルに小田さんがメインヴォーカルをとった「思い出を盗んで」の方が当然印象に残っている)

 

初めて聴いた小田さんの声。そんなことに、今日初めて気がついた。

 

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