naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番指揮者との初顔合わせ、飲み会も

日 時 : 2011年1月30日(日) 13:30~17:00
場 所 : 市内公民館視聴覚室
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : 皇帝円舞曲ロメジュリ、ブラ3(1~4楽章)
弦人数 : 8・8・3・9・2
弓の毛 : 無事

30日(日)のオケ練は、本番指揮者との初合奏。

今回、5月の定期演奏会では、初めての指揮者、Y先生をお迎えすることが決まっていた。

そのY先生と、初対面の合奏だ。

どんな方なんだろう。期待と緊張。

チューニングが終わり、Y先生が前に立たれた。

皇帝円舞曲から。まず通してから、冒頭に戻っての返し練習。

Y先生は、ウィーンでの活動歴も豊富だそうで、今回のワルツも、ウィーン風のテイストでやられると、以前から聞いていた。

まず言われたのは、「ブラームスを練習しているせいか、音が濃い。このワルツは、もっと軽い音で」。

以後、リズムのとり方についても指示が続いた。

3拍目から1拍目に移る間合い。
付点のリズムは、短い音符を詰めて後ろにつける。

楽譜に書けることではないので、身体でおぼえて下さい、と言われた。

メロディも、全部の音を真面目に弾かないように、との注意。大事な音を弾いたら、後は適当でいいのだそうだ。そうでないと軽さが出ない、とのこと。

機械的な3拍子ではだめ、とも言われた。

Y先生のイメージする軽さや表情をこれからおぼえていかねば。

3番ワルツまで返したところで休憩。

休憩後はチャイコフスキー「ロメオとジュリエット」。

これも通した後に返し。

この曲では、皇帝円舞曲とは違う音色がほしい、とまず言われた。

ガリガリと弾いてほしい。
音を抜いてはいけない。薄くならず、うなるような音がほしい。

ワルツの時とはまったく違う要求だ。

ブラームスでは、また違う音色を求める、とも予告された。

冒頭に戻っての返しは、序奏部を相当じっくりと練習。

悲しい音を出して下さい、と何度も言われた。

主部のアレグロに入って少しのところまでで終了。

再度の休憩の後、ブラ3。

全曲を通した後、1楽章をちょっとだけ返したが、時間切れ。

ブラームスでは、押した音ではだめ、とのお話。厚い音はほしいが、チャイコフスキーよりは薄く、と言われた。

3つの曲を、すべて違う音色で作っていく必要があるようだ。いやあ、大変。

でも、まだ1回の合奏だが、Y先生がめざす本番での演奏のイメージは見えたような気がする。

初めての指揮者との合奏ということで、みんな緊張もあったと思うが、それがプラスに働いたのか、先週までは出ていなかったような音が出たように感じられた。

3曲とも、Y先生のパッションあふれる指揮のもと、めいっぱい弾かされてしまった、という感じがした。

たぶん洒脱に仕上げられる皇帝円舞曲に対して、ロメジュリとブラ3は、相当熱い演奏になりそうだ。

練習終了後、Y先生を囲んでの飲み会。参加した。

先生とも少し話をさせていただいたが、「初回の練習で、本番の80%が決まります」とおっしゃっていた。

皇帝円舞曲の冒頭を少し聞いただけで、浦安オケがどういうオケかわかった、とも。

うーん、80%決まってしまったのか・・・(笑)。

でも、とても密度の濃かった初回の練習。今後、2回目、3回目と続く練習を通じて、Y先生が我々をどういうところに導いて下さるのか、とても楽しみな気持ちになった。

新しい指揮者との出会い。実り多きものにできるように、最善を尽くしたい。

※練習往復に聴いた音楽
    ブラームス 交響曲第1番
       小澤征爾=サイトウキネン(2010年録音)
    ヴォーン=ウィリアムズ タリスの主題による幻想曲、ノーフォーク・ラプソディ、
                    あげひばり、グリーンスリーヴズによる幻想曲、
                    「富める人とラザロ」の5つの異版、沼沢地方にて
       ワーズワース=ニュー・クィーンズ・ホール管
    チャイコフスキー 交響曲第4番
       バーンスタインニューヨーク・フィル(1989年録音)
    オフコース ライブ