新聞で、アレクシス・ワイセンベルクの死去を知った。
長いこと闘病生活をしていたそうだ。
確かに、このところ、レコーディングの面では、新しいリリースは久しくなかったように思う。
ただ、クラシックのレコード界全般が不景気な現在、新録音がないのは彼に限ったことではないので、病気で演奏会活動からも遠ざかっていたとすれば、残念なことだ。
個人的には、ワイセンベルクのレコードを、好んで集めて聴いたということはない。
月並みではあるが、カラヤンと組んだいくつかのコンチェルトを中心に、いくつかを持っている程度だ。
しかし、現時点での世評はあまり高くないこれらのコンチェルトの内、ラフマニノフの2番は、今でもしばしば聴く。
力強く明晰な打鍵は非常に魅力的だ。
近い内にさがして聴いてみようか。チャイコフスキーのコンチェルトも。