naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ワイセンベルク死去

新聞で、アレクシス・ワイセンベルクの死去を知った。

長いこと闘病生活をしていたそうだ。

確かに、このところ、レコーディングの面では、新しいリリースは久しくなかったように思う。

ただ、クラシックのレコード界全般が不景気な現在、新録音がないのは彼に限ったことではないので、病気で演奏会活動からも遠ざかっていたとすれば、残念なことだ。

個人的には、ワイセンベルクのレコードを、好んで集めて聴いたということはない。

月並みではあるが、カラヤンと組んだいくつかのコンチェルトを中心に、いくつかを持っている程度だ。

しかし、現時点での世評はあまり高くないこれらのコンチェルトの内、ラフマニノフの2番は、今でもしばしば聴く。

力強く明晰な打鍵は非常に魅力的だ。

こういう連想は、ワイセンベルクには失礼だが、この曲を録音していないポリーニが録音したら、こういうイメージのピアノだったかもしれない、と思ったりする。

他に、同じラフマニノフの3番のコンチェルト(バーンスタイン指揮)や、ソナタも持っている。

近い内にさがして聴いてみようか。チャイコフスキーのコンチェルトも。